JYJの妄想小説ブログです。妄想小説が苦手な方は閲覧しないでください。JYJも妄想も好きな方は是非どうぞ(^^)気に入ってもらえますように(*´∀`)


by 凛

プライド 第53話

片想いなら両想いにすればいい…と思ったものの…。
俺は仕事が忙しくて、日本支社に立ち寄る暇があまりない。だから、あの日以来美桜の顔も見れていない。
そうこうしているうちに、気がつけば美桜との再会から1ヶ月が経とうとしている。

あぁー会えなきゃどうしようもない…。
とにかく会って話したい。

俺は、社長室のソファーに寝転がってウジウジと考え込んでいた。
ヒョンも社長秘書も外に仕事に行っていて不在だ。今日は、1時間後に美桜が日本支社にやってくるから、顔を見たくて社長室にこもっている。
あ、駐車場に迎えに行こうかな…。それなら、駐車場から社長室までの移動中に少しは話せるし。

あぁー!とりあえず一服しにいこう!


*****

あれ?あの車もしかして…。

タバコを吸おうと外に出ると、駐車場に見覚えのある車が入っていくのが見えた。

あれは美桜の車だ!間違いない!
でもなんで?約束の時間まで1時間もあるのに…。

理由なんかどうでもいい!ラッキー!
俺は、全力疾走で駐車場に向かった。


*****

「ちょうどいい時間ね。」

今日は、10分後からシン社長との商談がある。
私のことをとても信頼してくれているから、商品は買ってもらえると思う。
だけど、リスクが高めの商品だから、しっかり説明してリスクのカバー方法までご説明しなきゃね。

「美桜ー!」
えっ!ユチョン!なんでわざわざ駐車場に!?

車を止めてシン社長のもとへ向かおうとした時、私を呼ぶユチョンの声が聞こえた。
駐車場の出入口にユチョンがいる。

え!なんで!?

「美桜ーどうしたの?約束の時間より1時間も早くに。」
「え!1時間早く!?私、今日の14時からアポイントメントを取っているのですが…。」
「えっ!ヒョンも社長秘書もいないよ。今日の15時から美桜が来るから、それまでには絶対に戻る…て言って出ていったよ。」

昨日電話で確認取ったのに…。
シン社長お忙しいから、社長ご本人も秘書の方も色々な約束がごちゃごちゃになっているのかも…。秘書の方は、新人さんみたいだし。
とりあえず、電話とメールで確認取ろう。

「そうなんですか。とりあえず、電話してみます。」
他の方との商談中とかなら多分取れないだろうから、留守電にいれてケータイにメールを入れよう。


*****

シン社長は、私との商談の時間を勘違いして、他の仕事に行ってしまっていた。
その仕事を終えたら、15時には日本支社に戻れるそうだ。私は15時~16時まで予定がないから、シン社長との商談は15時から行うことにした。

「では、また15時に伺いますので、一旦失礼します。」
私はユチョンに挨拶をして、車に乗り込もうとした。

ガッ!
「待って!」
車に乗り込もうとした私の腕は、ユチョンに捕まれてしまった。
手…大きいな…。
…ってそうじゃなくて!

「パクさん…離してください…」

ギュッ!

「パクさんなんてやめろよ…。昔みたいにユチョンって呼んでよ…。」
低音の心地よい声が悲しそうに響いている。
ユチョンの腕の中は昔と変わらず温かい…。
私はこの腕の中が大好き…。
ううん!ダメ!

あの日…ユチョンに電話した日に…わかったでしょ?
私は彼を守れない。彼を守れない私なんか、ユチョンのそばにいちゃダメ。
そのことに気づいたでしょ?
自分のこともままならないのに、人を守るなんて意気込んでた自分の浅はかさ・甘さを痛感したじゃない!

「…昔の話でしょ?」
「俺にとっては昔の話なんかじゃない!」
ユチョンが声を荒くして言った。
穏やかで優しい彼が、声を荒くするなんて初めてだ…。
ユチョンは、私をさらに力強く抱きしめた。

「俺、ずっと美桜のことが好きなんだ!また会えてすごく嬉しくて…」
私も…ずっと好き。でも…。
「なあ…美桜?なんで俺と別れることにしたの?なんで連絡先変えたの?俺…美桜のこと大好きで、一生一緒にいたい…って思ってプロポーズした。美桜はOKしてくれた。それなのに、突然どうして?」

ユチョンの言うことはもっともだ。
でも、理由は言えない。
言ったら、優しいユチョンはきっと自分を責めてしまう…。
悪いのは、彼に甘えようとしてしまった私なのに…。彼が大変な時に、自分が辛いからって彼に寄りかかろうとしてしまった。ユチョンに余計な負担をかけようとした私が悪いの。

「あの時の美桜の気持ちだけでも聞きたいんだ…。お願い…。」
ユチョン…ごめんね…。
ダメなの…。


ブーブー!ブーブー!

その時、私のポケットに入っているケータイが鳴った。
まだお客様の会社に入る前だったから、サイレントマナーにしていなくてブーブーと振動している。

「ごめんなさい!電話に出させて!仕事なの!」
そう強く言うと、ユチョンはあっというまに腕の力を弱め、私はユチョンの腕から逃げ出した。

「ごめんな…。」
私が腕から逃げ出すと、ユチョンは力のない声で謝り私のもとを去った。

ユチョン…ごめんなさい…。
傷つけてることはわかってる。
でも、別れた頃の私の気持ちや別れた理由なんか言ったら、もっとユチョンを傷つける。
だから…ごめんなさい。


つづく
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Commented by my-my012 at 2013-10-05 21:01
ほらほら、駐車場で出逢えたのだって運命なのに‥‥

うー美桜に何があったんだろう~
めっちゃ気になる‥‥けど、待ってる。
じっと待ってる‥‥‥‥よ。凛ちゃん( ̄∇ ̄)
Commented by rin1119a at 2013-10-05 23:25
まゆさん♪
美桜は頑なに拒否していますね(T_T)素直になればいいのですが…素直になれない理由があるのです(。>д<)

その理由は…そろそろ判明します\(^o^)/
Commented by MY-MY012 at 2013-10-05 23:31
待ってますよ~ (*^▽^)/★*☆♪

ウズウズ
by rin1119a | 2013-10-05 20:21 | プライド | Comments(3)