JYJの妄想小説ブログです。妄想小説が苦手な方は閲覧しないでください。JYJも妄想も好きな方は是非どうぞ(^^)気に入ってもらえますように(*´∀`)


by 凛

プライド 第62話

いつのまにか、これは映画だということなんて忘れていた。
ユチョンの演じたキム・テファンの気持ちが手に取るようにわかる。ユチョンがユチョンじゃなくて、キム・テファンにしか見えなかった。

ユチョン自身が『テファンが僕に憑依してきたからです。』て言っていたけど、まさにそれだった。
演技の技巧面では、ベテランの共演者の方がユチョンより優れていると思う。
でも、技巧面の差などどうでもよくなるくらい、ユチョン…キム・テファンは素晴らしい存在感を放っていた。
ベテランに負けない存在感だった。

見終わった後、しばらく動けなくなるほど心揺さぶられる映画だった。


*****

試写会の後、俺は予約している店に向かった。
多分、美桜の方が先に着いている。

ガラッ

予約している個室席に案内される。
店員さんが襖を開けると、予想通り部屋の中には美桜がいた。

「待たせてごめん!」
「ううん。全然待ってないよ。お疲れ様。映画すっごく良かった!」

あ…タメ口だ!
なんか嬉しい…。

「ホント!?」
「うん!テファンの気持ちが伝わってきて泣いちゃったもん!」
「やったー!でも、それくらいの演技できたのは美桜のおかげだよ!ありがとう!」
「私は何も…あ、ユチョン座ったら?」
あ…俺ドアのそばで突っ立ったままだ(笑)
「うん(笑)」


*****

映画と俺たちの日本ツアーの話で盛り上がり、なかなか良い雰囲気だ。
ふと、窓の外を見ると、東京タワーが見える。東京タワーか…。

「美桜…東京タワー綺麗だね。」
「うん…。」
楽しく話していた雰囲気がほんの少し変わり始める。

「…覚えてる?東京タワーの前で二人で写真撮ったこと…」
「…覚えてるよ。」
あの日は、美桜の誕生日の数日前だった。
美桜の誕生日の日に韓国で仕事があって一緒にいれないのが悲しくて…。
でも、誕生日当日に美桜が俺に会いに一人で韓国に来てくれて…。

「美桜、誕生日の日に韓国まで来てくれたよな…。」
「…うん。」
「ソウルのホテルで俺が言ったこと覚えてる?」
「…覚えてる。」
自分は俺に相応しくないと言って、泣いていた美桜に俺が伝えた言葉…。

「俺の気持ちは、あの言葉を言った時のままだよ…」
「…ユチョン」
「俺の気持ちはずっと変わってない。美桜を愛してる。美桜を守りたい。…でも、俺…肝心な時に守ってやれなかった…。」
「ユチョン!?」
美桜は目を見開いた。

「藤原社長が亡くなった日の夜、美桜俺に電話かけてきてくれたよな。…それに俺は出なかったし、かけ直すこともしなかった…。」
美桜は今にも泣きそうな顔をしている。
「俺…最低だよな…。口ではカッコいいこと言ってるのに、全然何もしてなくて…。
美桜に呆れられて、別れ告げられて、拒否されるのも当たり前…」

「違う!そうじゃない!私、呆れてなんかないよ!」
俺の言葉をかき消すような涙声で、美桜は言った。俺が話している途中に口を挟むなんて、そんなこと一度もしたことがないから驚いていた。

「…美桜…あの時の美桜の気持ちも、今の美桜の気持ちも聞かせて欲しい。俺も自分の気持ちちゃんと話すから…。
今日は、そのために美桜を誘ったんだ。」
俺の言葉を聞いて涙を拭うと、美桜は言った。

「私…ユチョンがそんな風に思っちゃうのが嫌だったから、理由言わなかったの…。」
「…えっ?」
「藤原社長が亡くなった日の夜、ユチョンに電話をかけた。ユチョンの声が聞きたくて…。」
…やっぱり…俺は本当に何してたんだ…。

「…でも…ユチョンは出なかったし、かけ直してくることもなかった…。それで…私みたいなユチョンを守れない人間が、ユチョンのそばにいる資格ないって思った。」
俺のそばにいる資格ない?
なんでそうなるんだ?
俺に呆れたんじゃないの?

「『仕事で大変なユチョンを守りたい。私がユチョンを守る。ユチョンのこと大好きだから。』って私はずっと思ってた…。
でも、藤原社長のことがあって私は精神的にボロボロだった。私には、ユチョンを守る力は残ってなかった…。

私は、ユチョンを守れない。…これから私はユチョンに寄りかかってしまう。でも、そんなことしちゃいけない。ユチョンは大変なんだから、余計な負担かけちゃダメ…。
そう思った。だから…離れるしかないと思ったの…。」
そんな風に思ってたのか…。どれだけ優しいんだよ…。

「でも、こんなこと言ったら…ユチョンは優しいから、絶対に自分を責める。そんなの嫌。私の中でとどめておけば、ユチョンを傷つけずにすむ。そう思っ…ユチョン!?」
俺は、美桜の向かいから隣に移動して、美桜を抱きしめた。

細い肩
華奢な体

抱え込みすぎなんだよ…。
でも、俺がそうさせてたんだよな。ごめんな。もう、絶対にそんな想いさせない。
だから…ずっと俺のそばにいてくれ。


つづく
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Commented by my-my012 at 2013-10-09 17:55
。゚(゚´Д`゚)゚。

良かったー良かったー(ToT)
やっと通じあった。あとは今の気持ちを言うだけだね。

美桜~ゆちょん~頑張れ~!
Commented by shuuyuchun at 2013-10-09 20:32
はい、ずっとあなたのそばにいます♪

って、いっちゃおう。
ゴールインまで突き進んで~
りんちゃんありがとう(*^^*)
Commented by rin1119a at 2013-10-09 20:57
まゆさん♪
やっと通じあいました(;_;)お人好し同士を通じあわせるのは大変でしたよ(笑)
美桜は、意外と頑固ですし(笑)
あとは、今の気持ちを伝えるだけですね(*´∀`)
Commented by rin1119a at 2013-10-09 20:58
shuuyuchunさん♪
ですよねー(*≧∀≦*)それしかないですよねー\(^^)/
ユチョン&美桜突き進みますよー(*´∀`)
by rin1119a | 2013-10-09 17:43 | プライド | Comments(4)