JYJの妄想小説ブログです。妄想小説が苦手な方は閲覧しないでください。JYJも妄想も好きな方は是非どうぞ(^^)気に入ってもらえますように(*´∀`)


by 凛

カテゴリ:素直になりたい( 3 )

素直になりたい 第3話

「遅れてごめんね!」

「あー!!!まどかちゃんと、まりあちゃん!!!」
「げっ!!なんでアンタがここに!?」

まどかと一緒に、サークルの新入生歓迎会に行くと、何故か昨日のチャラ男がいる。

「アンタじゃなくて、ユチョンって呼んでね。俺、今日からこのサークルに入ったんだ。よろしくね。」
チャラ男はそう言って、まどかに握手をした。このチャラ男!
「…そうなんだ。よろしくね、ユチョンくん。」
押しに弱いまどかは、チャラ男と握手をしている。

まさか…サークルで関わることになるなんて…。
私は、こういうチャラチャラした男が嫌いなのよ!
ちょっと顔が良いからって調子に乗って、女の子全員にヘラヘラして!
今だって、まどかだけじゃなくて、この場にいる女子全員に声かけてるし。

「森ちゃん、怖い顔してどうしたの?」
「あ、ジュンス…あのチャラ男が…」
「ユチョンがどうかした?」
「え?あのチャラ男と知り合いなの?」
「うん。前言ったでしょ?韓国から俺の友達が留学してくるって。」
「え…あのチャラ男がジュンスの友達!?」
「チャラ男って(笑)たしかに、ユチョンは女の子大好きだけど(笑)カッコいいからモテるし。」

あんなチャラ男とジュンスが友達…ジュンスの友達だから、悪人ではないのかな。
でも、あのヘラヘラした顔を見ると、なんか腹立つのよね…。

「ジュンスー!俺も話に入れてよーまりあちゃんと話したいー」
げっ!チャラ男!
しかも、『まりあちゃん』呼びはやめて!

「パクくん、ジュンスと長い付き合いなんだね。」
「そうだよー小学校の時からの友達だからねー。まりあちゃんとまどかちゃんも、長い付き合いなんでしょ?家が隣同士だって、まどかちゃんがさっき言ってた。」

「あの…『まりあちゃん』はやめて。名字にしてくれる?」
「なんで?せっかくの可愛い名前なのに。森ちゃんより、まりあちゃんの方が可愛いよ。なあ、ジュンスもそう思うだろ?」
「う、うん。」
コイツに『まりあちゃん』と呼ばれると、ただでさえ嫌なこの名前がますます嫌になる。

「嫌なものは嫌なの!お願いだから、やめて!」
「森ちゃん!?」
私は、その場から逃げるために、御手洗いに行こうとした。

「え!……あ、ごめん…待って!まりあちゃんって呼ばないから、もうちょっと話そうよ!」
チャラ男…パクは驚いたような顔をしている。
「嫌!!」
「え!なんで!?俺なんかした!?待って!」
私は、チャラ男とジュンスを残し、その場から離れた。


*****

『森の下の名前って、‘まりあ’だろ?』
『知ってるー似合わないにもほどがあるだろ(笑)!』
『だよなー(笑)背でかいし、声低いし、力だってあるから男みたいなのになあー(笑)』
『気もめちゃくちゃ強いしな(笑)実は、アイツ男でさ、本名は‘まりあ’じゃなくて、‘まりお’なんじゃね(笑)?』
『あははーそうかもー(笑)』

中学生の頃、男子たちがそう笑っているのをたまたま耳にした。
もともとこの名前は大嫌いだったけど、この日以来、虫酸が走るほど大嫌いになった。

わかってる…私には似合わない名前なのは。
まどかみたいな女の子らしい子じゃなきゃ…。


*****

ガシッ

「えっ!?」
「はぁ…はぁ…やっと追い付いた。足速いね…」

店内には御手洗いがないから、一旦店を出て、同じビルの中のトイレに行こうかと思えば…

「何よ!わざわざ追っかけてきたの!?しかも、手離してよ!」
「そうだよ。俺、何か気にさわること言った?なんか、ずっと俺に対して刺がある気がするし。」
チャラ男は、真剣な顔で話す。

「別に。私、アンタみたいなチャラチャラした男が嫌いなだけだから。」
「はあー!?」
「ちょっと顔が良いからって、女はみーんな自分にホイホイ付いてくるなんて、思わないでね!」
「思ってないし!」
「思ってるでしょ!?今だって、私がアンタにメロメロにならないから、気に入らなくて追っかけてきただけでしょ?」

私がここまで言うと、チャラ男の端正な顔は歪み始め、口調は荒くなりだした。

「違うし!お前がいきなり飛び出したから、気にさわることでも言ったんじゃないかって心配になっただけだよ!それだけなのに、何だよ!?この自意識過剰女!」
「何よ!アンタさっきから女の子全員に話しかけて、片っ端からアドレス聞いてるじゃない!」
「それの何が悪いんだよ!?同じサークルなんだから、アドレスくらい聞いていいだろ!」

「ふん!別にいいけど、まどかには手を出さないでね!」
「はあー!なんで、お前にそんなこと言われなきゃなんないんだよ!?お前、まどかちゃんの何なんだ!?」
「ボディーガードよ!アンタみたいな女好きには、指一本触れさせないわ!」

「男が女好きで何が悪いんだよ!だいたい、ボディーガードとか何だよそれ!?」
「認めたわね!女好きのチャラ男ってこと!」
「そういう意味じゃねえよ!男はみんな女が好きなんだよ!」

このあと、私たちの言い争いはどんどんヒートアップしていき、ジュンスが止めに来るまで終わらなかった。

ふん!化けの皮が剥がれたわね!
他の女の子の前では、王子様面してるのに、実際は全然じゃない!
口悪いし!
こんな奴にまどかは渡さないわ!


つづく
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by rin1119a | 2013-12-15 13:50 | 素直になりたい | Comments(4)

素直になりたい 第2話

ふぅ…今日の講義も眠かったけど、頑張ったぞ。
バイトに行きますか!

「あ、まどか…ん?」
少し離れた場所に幼馴染みのまどかがいた。
小柄で女の子らしい可愛い子で、昔から男子たちによく絡まれる。私は、そんなまどかの自称ボディーガードだ。

まどかのそばに、やたら人の良さそうな笑みを浮かべた長身の男がいる。
ルックスは良いけど、なんかチャラそう!あんな奴と関わっちゃダメよ!
私はそっとまどかのそばに、近づいていった。

「まどかちゃんっていうんだ。可愛いね。何年なの?学部どこ?俺は、法学部3年のパク・ユチョン。」
「パクくん…」
「ユチョンって呼んでね~」
「…ユチョンくん…私も法学部の3年です。」
「おっ!ほんとに!?まどかちゃんみたいな可愛い子と同じで嬉しいよー」

うわぁー絶対にチャラ男だ!
こんな奴とまどかを関わらせちゃダメよ!
まどかは、高校の頃変な奴に引っ掛かって傷ついてるんだから、同じような想いは絶対にさせられない!!

「まどか!もう講義終わったよね?帰ろー」
「あ、まりあちゃん。」
私がまどかの名前を呼ぶと、まどかとチャラ男が私の方を向いた。

「まどかちゃんの友達?」
「うん…森まりあちゃん。」
「まりあちゃんかー!美人だねー、俺、法学部3年のパク・ユチョン!よろしくねー。」
うわっ!こいつ、まどかだけじゃなくて、私にまで!女なら誰でもいいのね!

「…よろしく…私たち急いでるから、じゃあね!」
「あ、そうなんだーじゃあ連絡先はまた今度交換しようねー」
しないわよ!
学部と学年一緒だからってね、うちの大学は人数が多いから関わることないんだから!

「まどか、行こっ!」
「う、うん。…ユチョンくん、じゃあね。」
「まどかちゃん、まりあちゃんまたねー」
チャラ男はニタニタした顔で、私たちに手を振っていた。


*****

「ユチョン~」
「ジュンス~」

久しぶりにユチョンに会えて本当に嬉しい。
しかも…

「隣に引っ越してくるなんて、ビックリしたよ!」
「ははっ驚かせたくてさ(笑)今日学校行ったけど、キャンパス広いし、緑もいっぱいで良いとこだねー」
「そうでしょー俺もうちのキャンパスすごい好きなんだ。」
「それに、可愛い女の子いっぱいいるし!」
「…ユチョンにとっては、そっちの方が大事だよね(笑)あんまり取っ替え引っ替えしてたら、そのうち刺されるよ(笑)」
「おいおい!俺はそんなに遊んでないって(笑)!」

ユチョンは、かなりモテる。
男の俺から見てもカッコいいから、小学生の頃からファンクラブまであったほどだ。
ユチョン自身も女の子大好きで、色んな女の子と遊んでいる。
俺の知る限りでは、ユチョンが本気で誰かを好きになったことはなく、短期間で次から次へと付き合う相手が変わっている。

「で、気に入った子は見つかったの?」
「うん!一人!女の子らしい可愛い子!」
「へぇー(笑)」
「あと、その子の友達!」
「一人じゃないじゃん(笑)!」

「一番は女の子らしい子で、二番がその子の友達。友達の方は、気が強そうな感じが良くてさー」
「一人は女の子らしい子で、もう一人は気が強そう…って真逆じゃん(笑)!本当に女の子なら誰でも良いんだね(笑)!」
「失礼な奴だな(笑)!誰でも良いんじゃなくて、女の子はみんな可愛いんだよ。」

…相変わらずだな(笑)
ユチョンは優しいし、努力家だし、面白いし…。
だけど…女の子大好きでチャラい(笑)
ユチョンが本気で誰かを好きになることなんてあるのかな…。

そんなことを考えていると、俺の脳裏に森ちゃんが浮かんだ。
森ちゃんのことを好きになって、もう2年近く経つ。
なのに、良い関係を壊したくなくて何もできずにいる。
ユチョンの手の早さを、ほんの少しだけ見習いたい気がする…。
本当に…ほんの少しだけでいいから。


つづく
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by rin1119a | 2013-11-12 11:09 | 素直になりたい | Comments(0)

素直になりたい 第1話

「こらー!男子たち!女の子苛めるな!」
「げっ!森が来た!逃げるぞ!」

私は、子供の頃からかなりの男勝りだった。
口喧嘩では絶対に負けなかったし、運動能力でもそこらへんの男なんかには絶対に負けなかった。
おまけに、身長も高かったから、小学生の頃なんか男子に恐れられていた。
ちなみに、身長はずっと伸び続けて、大学生になった現在は172センチだ。

「もう!逃げやがって!…大丈夫?」
「大丈夫だよ。ありがとう、まりあちゃん。」

そんな私には、コンプレックスがある。
女にしては高い身長でも、可愛いげのない性格でもない。
まあ、どっちも好きではないけど、諦めて受け入れるしかない。
身長なんか縮められないし、可愛いげのない性格も変えようがないのだから。

私のコンプレックス…

「まりあちゃんはやめてー(笑)森ちゃんにしてよー。」
「どうして?まりあちゃんってすごく可愛い名前なのに…」

それは、私に全く似合っていない『まりあ』という無駄に可愛らしい名前だ。
優しい子になるように…という願いを込めて、両親はこの名前をつけたらしい。
聖母マリア様が由来なのか…。

一生懸命考えて名づけてくれた両親には申し訳ないけど、『優しい子』なら素直に優子ちゃんにしてほしかった…。
キリスト教徒でもないのに、なんでわざわざそんな捻りをいれたのだろう…。

『まりあ』なんて、女の子らしい可愛い子じゃなきゃ似合わないよ…。
私みたいな人間には全然似合わない…。


*****

「森ちゃん、おはよう!ねえねえ!お願いがあるんだ!」
「おはよう。ジュンスのお願いはどうせ課題の手伝いでしょ(笑)?」
「うきゃんうきゃん!正解ー!さすが森ちゃん!」

彼は、同じ学部で同じサークルのキム・ジュンス。
生まれは韓国だけど、中学の頃にお父さんの仕事の都合で日本に引っ越してきて、そのまま日本で生活している。

大学1年の頃にサークルで知り合って以来、ずっと仲良くしている。

彼の独特の笑い声や、天真爛漫なところがとても好きだ。
普段は少しボケてるけど、いざという時は頼りになる。
私は、そんな彼に2年ほど片想いをしている。

「明日提出なのに何にもしてないんだー(笑)」
「もう!何にもしてないんだーじゃないよ(笑)ジュンスはいつも後回しにしすぎよ。」
「俺、ピンチの時ほど力を発揮するからね!」
「自分からピンチ招いてるんでしょー(笑)」

告白なんてしない。できないもん。
このまま楽しく過ごせればそれで…。

「あ、そうそう!今日からさ、留学生が来るんだ!俺の友達なんだー」
「友達って韓国の?」
「うん!ユチョンっていうんだ。韓国に帰った時は絶対に会ってるけど、同じ大学に通えるなんて嬉しいよー!」
「そんなに仲良いんだー良かったね。」
「うん!小学生の頃からの付き合いだから。すっごく優しくて良い奴だから、森ちゃんもすぐ仲良くなれるよ!」

ジュンスのニコニコした顔を見ると、私も幸せな気持ちになる。
ジュンスの大切な友達か…どんな人だろう…。

ジュンスの大切な友達があんな最悪男だなんて、この時の私は知る由もなかった…。


つづく
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by rin1119a | 2013-10-29 18:15 | 素直になりたい | Comments(10)