JYJの妄想小説ブログです。妄想小説が苦手な方は閲覧しないでください。JYJも妄想も好きな方は是非どうぞ(^^)気に入ってもらえますように(*´∀`)


by 凛

カテゴリ:You are my sunshine( 29 )

You are my sunshine 第28話

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by rin1119a | 2014-05-20 19:23 | You are my sunshine
オッパもうそろそろ帰ってくるかな??

今日は、久しぶりにオッパと二人で過ごせる。
最近は、私の日本デビューの準備が大変で全然二人で会えてない。

早く会いたいな。
チョコも作ったし、喜んでもらえますように。

今、オッパは、ユチョンさんとユチョンさんの大切な女性のために一肌脱いでいるところだ。

私も今日のお昼に、ベッドをお花で埋め尽くすお手伝いをした。

ユチョンさんの大切な女性…
寺川美桜さん…
この前、日本支社で社長に紹介してもらった。

本当に綺麗な人だから、見た瞬間女優さんかと思った。
少し話しただけなんだけど、きっととても優しい人なんだなと思った。

もっと日本語上手になって、仲良しになりたいな。
美桜オンニ…って呼んでも良いかな?

「チェリムー!遅くなってごめん!」

オッパだ!


*****

「オッパーおかえりなさい!」

家のドアを開けた瞬間、チェリムが俺の胸に飛び込んできた。
可愛いなぁ。甘えん坊で本当に可愛い。

「そんなに俺に会いたかった?」
「うん!だって、私の日本デビューが決まってからほとんど会えなかったんだもん!寂しかった…」

『寂しかった』としょんぼりした表情で言う彼女が、可愛くてたまらない。

「俺も…チェリムに会いたかったよー!」
「オッパ大好き!」
「俺もチェリム大好き。」

チュッ

「あと少しでバレンタインになるけど…チョコより先にチェリムを食べたいな。」
「オッパァ…」

さっきまであんなに元気よく俺に抱きついたり、『大好き』とか言ってたくせに、キスしたらみるみるうちに真っ赤になって大人しくなる。

そんな彼女が本当に可愛い。
チェリムのこんな可愛い姿を知ってるのは、俺だけだ。そう考えると、ますます可愛く愛しく思う。

「ねぇ…食べていい?」
耳元で囁くと、チェリムはコクンと頷いた。


おわり

*あとがき*
You are my sunshine本編では、まだ恋人になっていない二人ですが…。
あの二人もいつかこうなります(*^^*)
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by rin1119a | 2014-02-14 19:07 | You are my sunshine | Comments(0)

You are my sunshine 第27話

私は、ジェジュンオッパに何度もやり直しを命じられ、とうとう一旦休憩することになった。

何がダメなんだろう?
音程取れてるし、リズムもピッタリだし、感情だって込めてるのに…。

「エリ、技術的なことが原因じゃないからね。技術は完璧だよ。…チェリムの歌を聞いて、自分の歌に欠けてるもの考えてごらん。」
休憩に入る直前、オッパにそう言われた。

技術的なことではない…。私にないものをチェリムは持ってる…。
…わからない。

チェリムの歌が素晴らしいのはわかる。
あの子の歌の素晴らしさが未だにわからないほど、私の目は節穴じゃない。

だけど…自分の歌があの子に劣っているとは思わない。
たしかに、高音主体の曲だと少し分は悪くなる。…でも、私だって高音はしっかり出せる。

何がチェリムと違うのかしら?
…もしかして…それが…オッパが私じゃなくてあの子を気にかけてる理由?
そうだとしたら…何がなんでも気づいてやるわ!


*****

エリさん上手なのに…どうして?
結局、エリさんはオッパからOKを出してもらえず、一旦休憩することになった。

「チェリム、余計なことは考えちゃダメだよ。」
「は、はい。」
オッパはエスパーなの!?
私がボンヤリしてるのバレバレだ。

オッパの言う通り、今は余計なことは考えちゃダメ。
歌うこと・この曲の世界観を伝えること…それだけを考える。

「準備いい?」
「はい!」

ピアノの調べが印象的なイントロが流れはじめる。
今回のアルバムの曲の中では、これが一番お気に入りかもしれない。

生きていると辛いことたくさんある。泣きたいことたくさんある。
だけど、人は一人じゃないんだ。

…そんな歌詞だ。

メロディにも歌詞にもすごく生命力がみなぎっていて、歌っていると私も元気が出てくる。

聴いてくれる人にも、そんな気持ちになってもらえたら…嬉しいな。


*****

「今のとこ、もう1回歌い直そう。ピッチが少し乱れてたよ。」
「はい!」

チェリムのレコーディングは順調だ。
少しオッパからの注意が入って、歌い直しになる部分はあるけれど。

でも、彼女は一度で修正する。
…というか、私の時と違って、オッパの注意が具体的だからできることだけど。

もちろん、いくら具体的にわかりやすく言ってもらえても、一度で修正するのは難しい。
だから、一度で修正してくるのは、チェリムの実力の高さを証明している。

私が聴いていても、修正前と修正後では明らかに違う。
これだけすぐに修正できる人はそうはいない。
今の若手歌手では、トップクラスの実力を持っているのは間違いない。

だけど…この子の歌にあって、私の歌にないもの…わからない…

チェリムの歌に文句があるわけじゃない。
若干ピッチや音程が狂っても(その狂いもそこまで酷いものではない)、すぐに直せてるし、高音から低音までちゃんと出せてる。

それは認める。でも…これでOKなら、さっきの私の歌だって…。
私にないもの…あのどこまでも伸びる高音?
何?何なの?

『技術的なことが原因じゃないからね』
…技術的なことではない…ってことは、感情表現?

「うん!いいよ。もう1回フルコーラスで歌おっか。」
もう1回フルコーラス…
これがチャンスだわ!何が何でも気づいてやるわ!


*****

エリ、相当苦戦してるみたいだな。

間違いなく、彼女の歌は素晴らしいよ。…技術的には…文句の付け所はない。

エリには期待しているんだ。もっと素晴らしい歌い手になれるはず。
だから、チェリムの歌で気づいてほしい。

自分の歌があまりにも完璧すぎて、心が伝わってこないことを。

そこに気づくことさえできれば、土台になる技術は完璧だから、いくらでも伸びる。

プライドが高い子だから、しばらくはショックかもしれない。でも、エリがもっと良くなるためには必要なことだ。


*****

「チェリムちゃんとCMー!チェリムちゃんとキスー!」
「キスじゃなくて、キス寸前だ!アリョン、頼むから、イ・チェリムに妙なことするなよ!」
「妙なことって人聞き悪いなぁー。」

チェリムちゃんの事務所がオファーを引き受けたらしい。
…といっても、まだチェリムちゃんには伝わっていないから、彼女が嫌がればなしになるけど…。

Cエンターテイメントは、タレントの意向を優先してくれる良い事務所で羨ましく思うけど、今回ばかりは憎い!
ちょっとくらい強引にチェリムちゃんを俺とのCMに…。


つづく
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by rin1119a | 2013-12-17 16:08 | You are my sunshine | Comments(0)

You are my sunshine 第26話

私のセカンドシングルは、明るい曲の『ソレイユ』と違って、切ないラブソングだ。

「それでは、今週発売のイ・チェリムさんの新曲『First Love』です!」

私は、この曲を歌う時、何故かジェジュンオッパを考えてしまう。オッパの作った曲だから?

この曲の歌詞は『ある女の子がずっと一人の人を思い続けているけど、なかなか想いを伝えられない。』というものだ。

今までラブソングを歌っても、歌詞の意味を掴むのが難しかったのに…この曲の歌詞にはすごく共感できる。
何にも考えなくても、この歌詞の女の子になれてしまう。


*****

歌い終わった後、出演者席を見ると、悲しい気持ちになる。
最近…melodicのみなさんの仕事が減っている。今までは歌番組に出たら、必ずと言っていいくらいmelodicのみなさんがいたのに…。

ミオクさんの騒動のせいで、エリさんたちまでマスコミに叩かれているのだ。
私は、ミオクさんのことを聞いてとてもショックだったし、マスコミの人に色々聞かれるのも嫌だけど…。
でも、それは、私がミオクさんの騒動の関係者だから仕方ない。

だけど…エリさんたちは何にもこの騒動には関係ない。一生懸命仕事をしていただけだ。
それなのに、同じグループだというだけで、叩かれて…。
しかも、エリさんたちも私に嫌がらせをしていた…というデタラメを流しているマスコミまでいる。

エリさんたちは…そんなことする人じゃない!それどころか、本当に優しくしてくれる。
足を骨折した時だってお見舞いに来てくれたし、新人の私が困っていたらさりげなくフォローしてくれる。

あんなに優しい人たちなのに…。
私は、耐えられなくて、エリさんたちは無関係だという文章をマスコミ宛に送ったけど…まだエリさんたちを中傷する人がいる。
酷いよ…。
早くこの騒動が治まって、エリさんたちが通常通り仕事ができますように。


*****

チェリム…

俺は、楽屋のテレビでチェリムが『First Love』を歌うのを見ていた。

レコーディングの頃から思っていたけど…すごく感情が伝わってくる。
前からチェリムの歌には魂が入っていて、心を揺さぶられたけど…。
この『First Love』では、チェリム本人が好きな男に語りかけてるように聞こえるんだ。
歌い方もそうだし、歌っている時の表情も。

とてもいじらしくて可愛くて…
俺は、そんなチェリムの表情から目を離せないんだ。
一体…誰のことを思い浮かべてるんだ?チェリムにこんな表情をさせるなんて…一体誰なんだ?

いつもの元気で素直なチェリムと全く違う…恋する女の子の顔を見ると、俺の鼓動は速くなるのだった。


*****

「うん!良いよ!」
「ありがとうございます!」
私のアルバムのレコーディングは、順調に進んでいた。
あとは…

「おはようございます。」
「エリさん!おはようございます!」
エリさんとのデュエット曲だ。
「おはよう。よろしくね。」
「はい!よろしくお願いします!」
エリさん…ちょっと痩せた?やっぱりストレスたまってるのかな…。

「エリ、おはよう。早速始めよっか。まず、エリ。フルコーラス歌おっか。チェリムはエリの歌よく聴いててね。」
「「はい!」」

この曲はデュエットだけど、まだパート分けはされていない。
レコーディングで二人それぞれにフルコーラスで歌わせてみてから、パート分けをしたい…というオッパの考えでまだパート分けされていないのだ。


早速始まった…。
わぁ…やっぱりエリさんすごく上手…ここの低音すごく難しいのに簡単に出せてるよ…
高音も綺麗…完璧だ…

「もう1回!」
えっ?完璧だったのに…
ジェジュンオッパはとても厳しい表情をしている。
この後、エリさんは何度もやり直しになるのだった。
どうしてだろう?こんなに上手なのに…。


*****

「アリョン、仕事の依頼だ。CMだ。」
「CM…」
「そう。キャンディのCMで、お前と女の子のアイドルの二人が恋人同士って設定なんだ。キスシーン寸前のシーンがあるんだってさ。」
「へぇ…」
俺のもとに、大手お菓子メーカーからCM出演の依頼が来た。
キャンディね…恋人同士設定…キスシーン寸前…よくあるパターンだな。

「引き受けますよ。相手役は誰なんですか?」
「イ・チェリムだよ。まだオファー出してるだけだから、確定ではないみたいだけど。」
「チェリムちゃん!!マジで!?」
「確定ではないけどな(笑)お前、テンション上がりすぎだろ(笑)いくらお気に入りだからって(笑)」

チェリムちゃんとCM出演!めちゃくちゃ嬉しい!
しかも、キスシーンだなんて!テンション上がる!


つづく
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by rin1119a | 2013-12-10 18:43 | You are my sunshine | Comments(0)

You are my sunshine 第25話

画面に映し出されているのは、私の部屋…何?このビデオテープ!?

『もしもし?計画は進んでる?へぇー4人も集まったの?あんな垢抜けない子がいいなんて、男の趣味はわからないわね。』
『イ・チェリムのスケジュールは知らせたわよね?あとは、局やスタジオに自由に出入りできるように、手を回しておくわ。』
『写真さえ撮ってくれればいいけど、それ以上してくれてもいいわよ。好きにしてちょうだい。めちゃくちゃにして。お礼は弾むから。』


*****

「他にもまだあるよ。君がチェリムに色々してきた証拠。セットに細工した番組スタッフと君が連絡してる様子を録った音声テープとか、君がチェリムの郵便受けに妙なものを投函してるとこを撮してるビデオも。」

ミオクは何も答えない。
ミオクが一人でこっちが複数だとフェアじゃないから、俺と一対一にした。

「…チェリムを妬む気持ちはわかる。でも、こんなことして何になるんだ?」
「あんな子の…」
「えっ?」
「あんな子の何がいいのよ!!!!みんなしてチェリムが!チェリムが!チェリムが!って!歌が上手い?あれくらいなら私だってできるわよ!あのヤロー!!!」
「ミオク落ち着いて!」

ガシャーン!

ミオクは叫びながら、周囲にある花瓶やら何やらを投げだした。俺は、あまりのことにビックリして、一瞬固まってしまった。

「落ち着いて!君だって、十分素晴らしいものを持ってる。新曲のコーラスだって、君のおかげで素敵なものになってる。」
「どうせ私は脇役に過ぎないってこと!?イ・チェリムは主役なのにー!!!エリさんもジェジュンさんもあんな子を気にかけて!あんなそこら辺にいるような子の何がいいのよ!」
俺がしっかり抱き止めてるから、物を投げたりはできてないが、それでも俺の腕のなかで暴れている。

「身の程をわきまえろって!あの子みたいな垢抜けない子に、芸能人は無理!だから追い落としてあげようと思ったのよ!」
「だから…色々嫌がらせして、骨折までさせて…その上…男を金で釣ってチェリムを無理矢理させようとしたのか?」
「そうよ!悪い!?」

バシン!!!

「何するのよ!暴行で訴えるわよ!だいたいこのテープだって盗撮と盗聴じゃない!犯罪よ!」
「訴えるなら勝手に訴えろ!たしかに、このテープは盗撮と盗聴だけど、お前のやったことだって犯罪だろ!」
女の子に平手打ちをするなんて、自分でも酷いと思う。
でも…反省するならまだしも、こんな態度よくとれるよな!
チェリムのことを考えると、思わず手が出てしまった。

「ふん!私のパパに頼めば、私のしたことなんて揉み消してくれるわ!」
「私のパパね…ははっ」
こいつの切り札は、金かパパしかないんだな。ある意味、かわいそうだな。
「何がおかしいの?怖くて頭がおかしくなったのー?」
「おかしいよ(笑)そのパパが今大変なこと知らないんだね。」
「何よ…どういうことよ!?」
「詳しくは知らないけど、自分の悪事を揉み消すのに必死だから、君の犯罪を揉み消す余裕なんかないみたいだよ?」

ミオクの父親の会社は、粉飾決算・脱税・暴力団との関わり等がマスコミに暴かれて今揺れに揺れている。
父親自身もかなり強引なやり方をしているため、父親を社長の座から引きずり下ろそう…という意見も会社内部にはたくさん出ているらしい。

「パパがまさか…そんな…でも私の犯罪が明るみになれば、melodicはどうなるの?ガタガタに崩れるわ!そんなこと社長が許すはずないわ!だから、私のしたことは揉み消してもらえるわ!」
どこまでも計算ずくなんだな(笑)
でも…残念だな、うちの社長はそんな汚いことが大嫌いな人間なんだよ!
それから、melodicのメンバーはそんなことでガタガタに崩れるほど弱くない。お前以外のメンバーは4人ともな!

「ずる賢いね(笑)でも…残念。君の負けだよ。社長にはもう君の悪事を話している。もう許可はもらってるから。君に反省の色がなければ、どうしてくれてもいいってね。」
「何よ…どうするつもりなのよ…。」
「このテープたちね、コピーなんだよねー(笑)」
「コピー?」
「そう。原物はここにはないんだ。どこにあると思う?」
「まさか…」


*****

ミオクmelodic脱退!!!
事務所解雇!!!
芸能界追放!?
親子で刑務所か!?

今、韓国中がこの話題で持ちきりになっている。
仕方ないけど、私たちmelodicの仕事は減っている。

ショックだけど…踏ん張りどころよ!ファンたちを失望させてしまった。でも、私たち4人頑張って、また良いパフォーマンスを届けなきゃ!
幸い、私たち4人に対しては温かい声をかけてくれる人は多い。その人たちの気持ちにこたえないとね。

「エリ!」
「ジェジュンオッパ…」
「大丈夫?エリたちまで叩いてるマスコミがいるから、心配で…。」
「私たちは大丈夫です。それより、チェリムはどうですか?」

ミオクがチェリムにした行為はあまりにも卑劣すぎるから、ジェジュンオッパたちはチェリムには知らせないつもりだったそうだ。
でも、マスコミはチェリムに『被害者のお気持ちを!』という質問を浴びせてくるため、知らせないわけにはいかなくなった。

大丈夫か心配だけど…チェリムに顔向けできなくて…

「なんとか元気にやってるよ。会ってあげてよ。チェリム、エリたちのこと心配してるし。」
「でも…チェリムに申し訳なくて…」
「申し訳ない?エリがなんで申し訳なく思うの?」
「…同じグループで一緒にいることが多かったのに…ミオクがチェリムにあんなことをしているなんて気づきもしないで…チェリムに辛い想いさせて…」
「何言ってるの!?エリが自分を責める必要なんてないんだ!全然悪くないんだから!」
「オッパ…」
「そうそう!社長が呼んでたよ。melodicに話があるって!」

あ、練習に夢中で忘れてた。
社長から呼び出されてたんだった。


*****

「「「「日本デビューですか!?」」」」
「そう。こんなことになったから、韓国では少し活動をセーブした方が良いと思うんだ。もともと、日本デビューさせるつもりだったけどね。」

うちの事務所の日本支社を設立した…という話は聞いていたし、デビューして2年近く経つから、もしかしたら日本デビューするかも…とは思っていたけど。

「早速、日本語の勉強を始めるぞ。デビューは7月だから頑張れよ!」
「「「「はい!」」」」

「あ、エリにはひとつ仕事の依頼が来てるんだ。ジェジュンから何も聞いてない?」
「オッパからですか?何も聞いていませんが…。」
何かしら?
「今度、チェリムがアルバムを出すんだ。」
チェリムのアルバムが私に一体何の関係が???

「収録曲のうちの1曲に参加してほしいそうだ。つまりね、チェリムとデュエットしてほしいんだって。」
「チェリムとデュエット…チェリムのアルバムで…」
「そう。どうする?引き受ける?」
チェリムのアルバムの収録曲…ってことは、オッパの作った曲かしら?
オッパの作った曲を歌えるんだ…デュエットだけど。
チェリムとのデュエットは楽しかったし…

「引き受けます!喜んで!」
「良かった!ジェジュンもチェリムも喜ぶよ!」

私は、このチェリムとのデュエットで、彼女の歌にあって自分にないものを思いしらされることになる。


つづく
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by rin1119a | 2013-12-08 21:04 | You are my sunshine | Comments(0)

You are my sunshine 第24話

「ミオクの奴…こんな酷いことを…」
「俺も聞いててゾッとした。嫌がらせ通り越して、犯罪だからな。…骨折させた時点ですでに犯罪だが。」

彼はかなり仕事が早く、あっという間にミオクの悪事の証拠を複数掴んできた。

「色々掴んでくれてありがとうございます。あなた、三流雑誌の記者なんて勿体ないですよ。」
「天下のイケメンアイドルアリョン様に褒められるとは…恐れ多い(笑)」

「…それにしても…ミオクは、チェリムちゃんの一体何がそこまで気に食わないんだ?」
「さあな。あんなヒステリー女の気持ちなんてわかんねえよ。…これを使って、君がどうチェリムを助けるかは任せるよ。…これだけしたんだから…チェリムと飯ぐらいは…」
「ダメです!あなた、絶対に飯だけじゃ済まさないでしょ!」
この変態オヤジ!ちょっと見直したら、調子に乗りやがって!

「人聞きの悪いことを言うなよ(笑)」
「じゃあ、なんで鼻の下伸びてるんですか?」
「あ、バレた(笑)?だって、チェリム可愛いからさ。純粋そうだし。俺があともう少し若けりゃなぁ…せめてキム・ジェジュンぐらいの歳なら…」
このオヤジ…本気で妄想してる…

とにかく…これをチェリムちゃん側に渡してあげないと。
それから…絶対にチェリムちゃんを一人にしないように伝えないと。


*****

「オンニ、今日もありがとうございました。」
「いえいえ。チェリムこそ、ハードスケジュールお疲れ様。」

ジェジュンから『絶対にチェリムを一人にしないように!』と念を押されている。
念を押されるまでもなく、あんな話を聞いたら一人になんてさせられない。

まさか…ミオクが…
しかも、骨折を仕組んだのもミオクだったなんて…。
彼女は、チェリムと同じオーディション出身なのに、チェリムの方が勢いがあるのが気に食わないのかしら。

「あれ?郵便受けに何かある…………いやぁー!」
「チェリムどうしたの!?」
チェリムは、郵便受けを開けると、悲鳴をあげて泣き崩れてしまった。

「何これ!?」
郵便受けに入っていたのは、チェリムの顔といかがわしい写真の合成写真。その写真の上には、『枕営業』だのなんだのと汚い言葉が書かれていた。
これもミオクなの!?許せない!


*****

「酷い…いくらなんでもここまでするなんて…」
「これを使って、ミオクを追い詰めてください。…俺がこのテープを渡したことは、誰にも言わないでください。」
「…ありがとう。助かるよ。…君さ…もしかしてチェリムちゃんのこと…」
「さあ?俺は、ユチョンさんと同じで女の子大好きですから。」
「…俺、そんな風に思われてるんだ(笑)」

事務所にいた俺を訪ねてきたのは、思いがけない人物だった。
アリョンがこんなテープをどうやって手に入れたのかは、さっぱりわからないが…これで犯人を追い詰められる。


*****

「チェリム、オッパだよ。」
仕事終わりに、俺はチェリムの家に駆けつけた。
チェリムは泣きつかれて眠っている。
そんな彼女の頭を撫でると…
「ジェジュンオッパ…」
「オッパだよ。オッパがいるから、安心して寝るんだよ。」
チェリムの顔を見ると、目を閉じていた。…寝言か…。


「ヌナ…ありがとう。それにしても…そんな写真が入っていたなんて…」
その写真も…ミオクが?信じられない…なんでそこまでチェリムを憎むんだ?
「私も目を疑ったわ…」
早くなんとかしないと…

ブーブー

「もしもし?ユチョナ?」
『ヒョン、今どこにいる?』
「チェリムの家だけど、どうした?」
『証拠を手に入れたんだ!ミオクがチェリムちゃんに色々した証拠を!』
「本当に!?」
『あぁ!今からそれを持って、そっちに向かうよ!』


*****

イ・チェリム…
国民の妹?ふざけないでよ!
あんなのが国民の妹だなんて!馬鹿げてるわ!
今度は骨折よりも酷い目に遭わせてあげる。もう二度とあんな笑顔なんかふりまけない状態にしてあげるわ。

ブーブー

電話だわ。事務所から…こんな朝早くに何かしら?

「もしもし?」
『ミオク?キム・ジェジュンです。』
ジェジュンさん!?
「はい!ミオクです!」
『話があるんだ。今から事務所に来れる?』
「はい!大丈夫です!すぐに行きます!」

ジェジュンさんから電話がくるなんて!
イ・チェリムなんかより、私の方が才能豊かなことに気づいたのかしら?
私をプロデュースしたいとか?
ふふっ、さすがジェジュンさん見る目があるわね。


つづく
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by rin1119a | 2013-12-05 15:52 | You are my sunshine | Comments(0)

You are my sunshine 第23話

「はあ!?こんな合成丸わかりな写真なんか、記事に使えるわけないだろ!!」
『じゃあ、アンタがイ・チェリムのスキャンダル作りなさいよ!』
「こんな合成写真を証拠に『イ・チェリムが枕営業してる』なんて書いたら、うちの出版社と俺が名誉毀損で訴えられるだけだ!!」

ミオクが俺のもとに送ってきた写真は、素人丸だしの合成写真だった。
イ・チェリムの人気は拡大していて、最近では『国民の妹』とまで呼ばれはじめている。

その理由は俺にも理解できる。ミオクの依頼で、俺はチェリムを尾行していた。
もちろん、スキャンダルを探すためだ。

だけど、だんだん俺はチェリム自身に魅力を感じるようになってしまった。
マスコミの端くれになって長い月日が経っているが、あんなキラキラしたオーラの持ち主がいたのか…と驚いている。
自分がスキャンダル探しのために、彼女を追い回していることが申し訳なく思えてきて、最近尾行をやめた。

ミオクは、なんとかしてチェリムを追い落とそうと躍起になっている。
まさか…女の裸とイ・チェリムの顔の合成写真を作ってくるとは思わなかったが…。

骨折させた時も思ったが、こいつは放っておいたらとんでもないことをしでかすぞ。


*****

「つまり、ミオクちゃんがレッスン生や他の人間を使って、チェリムちゃんに嫌がらせをしていた…ってことだね。」
「はい。…ユチョンさん…どうしたらいいでしょうか?」
「うーん…難しいな…」

ソヒョンちゃんの話は、これまでの謎を全て解決してくれた。
ミオクちゃんがチェリムちゃんを妬む理由もわかるし…。

「ただ…ソヒョンちゃんもさっき言ってた通り…証拠がないんだよな…」
そう…証拠がないんだ。
そのレッスン生たちの証言だけでは、ミオクちゃんはしらばっくれる可能性がある。
「はい…これで大人しく認めて引っ込むくらいなら、骨折まではさせないと思いますし。」
ソヒョンちゃんの言う通りだ…どうすればいい?
とりあえず、ジェジュンヒョンとチェリムちゃんのマネージャーには伝えないと。


*****

「はあ!?お前何考えてんだ!?」
「そんなに興奮しなくてもいいじゃない。」
この女…怖すぎるぞ…

「枕営業してる噂を流せば、イ・チェリムを追い落とせるかと思って。いいと思わない?アリョンはどうなの?少しはイ・チェリムと進展したの?さっさとやることしなさいよね。」
どうにかして…この女を止めないと…チェリムちゃんが大変な目に遭う。
それだけは…だからといって表立った行動をしたら、俺のスキャンダルが表に出てくるし…。

こいつがチェリムちゃんに色々しているという確固たる証拠…。
こいつが主犯だという証拠を手にいれて、それをチェリムちゃん側に渡してあげれば…

あ!そうだ!


*****

「ユチョナ!」
ユチョンから電話をもらった俺は、事務所にやって来た。
「ヒョン!仕事大丈夫なの?」
「大丈夫だよ!それより、電話の話の続きを聞かせて!」
「それは…俺より彼女にしてもらった方がいいよ。」

ユチョンの隣にいる女の子…

「ソヒョンちゃん…」
「おひさしぶりです。レッスン生の友達から聞いたんですけど…ミオクさんが…」


「信じられない…骨折まで仕組んでいたなんて…」
ミオクのことは詳しく知らないけど、練習は頑張ってるし、エリたちも可愛がっているから、良い印象しか持っていなかった。
それだけに…俺もショックだ。

「ヒョン、どうする?」
「うーん…」
今の状況だと、しらばっくれそうだな…。


*****

「ミオクのケータイに盗聴機を?俺は、探偵じゃないぞ。」
「あなたならできますよね?俺たち芸能人を苦しめるプロなんだから。」
「それは俺に対する嫌みか(笑)?」

俺のもとにやって来たのは、アリョン。
今をときめくイケメンアイドルで、俺と同様にミオクの金に釣られた男だ。

「嫌みではありません。事実です。金は積みます。俺のスキャンダルを記事にしても構わないから、お願いします!」
「おいおい…頭をあげてくれよ。…君はずいぶんイ・チェリムにハマってるみたいだな。」
「…まぁ。」
「…金も君のスキャンダルもいらないけど…引き受けるよ。」
「本当ですか!?」
「あぁ。俺もイ・チェリムにハマってる者の一人なんでね。」

そう言って、俺は前に隠し撮りしたチェリムの写真を見せた。

「…手出さないでくださいよ。」
「へぇーまるで自分の女みたいな言い方だな。でも、この子はキム・ジェジュンの女なんじゃないの?」
「…やっぱりそうなんでしょうか…」

ん?落ち込んでるぞ?
これは本気も本気なのか?
パパラッチの血が騒ぐな(笑)

まあ…俺もミオクのヒステリーにはうんざりしてたし、ちょうどいいや。


つづく
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by rin1119a | 2013-12-04 17:18 | You are my sunshine | Comments(0)

You are my sunshine 第22話

「君、可愛いのは見かけだけだね。」
『褒め言葉ありがとうございます。それで?何かスキャンダルになりそうなネタは掴んだの?』

電話の主は、ミオク。
こいつはイ・チェリムを追い落とすために、金と父親(大手広告代理店社長)の権力を活用している。
俺も、こいつの金に釣られた人間の一人だ。

パパラッチの俺は、イ・チェリムのスキャンダルを探す(なければ作る)ように頼まれた。
だが…

「今のところ、ないな。母親と二人三脚で暮らしてきて、学校では友達が多くて、『道ですれ違ったら、自分からニコニコ挨拶してくれる。』って近所でも評判の良い子で…」
『それ以上言わないで!ムカつくだけだから!なかったら作るのよ!』

いや…だから…作りようもないんだよ…あまりに良い子過ぎて…。
それよりも、ミオク…お前にスキャンダルが降りかかっていることに気づいてるか?…絶対に気づいてないよな。
お前…知らないだろ?俺たちマスコミの間で広まってる噂を…。

melodicの追加メンバーオーディションは、チェリムだけを補欠合格にして、他の最終候補者は全員不合格にする予定だったらしい。
ところが…ミオクの父親から自分の娘を合格にするように…と圧力がきたそうだ。
まあ、あくまで噂だが。

Cエンターテイメントはコネを嫌うから、この噂はガセだろうと言っているマスコミ関係者も多い。


*****

「チェリムちゃん、おはよう。今日も可愛いね。」
「アリョンさん、おはようございます。」
「もー!アリョンオッパでいいんだよー。」

最近、アリョンさんにますます絡まれるようになった。
あまりにも絡んでくるから、上手く断れなくて連絡先を教えてしまった。すると、毎日カカオにメッセが来るようになった。

アリョンさん…話は面白いし、仕事に対する姿勢は真面目だし…いい人だと思う。
私がバラエティ番組で上手く答えられない時、助け船出してくれるし。

でも、こんなにガンガンこられると…普通にお友達として仲良くしたいんだけど…

「髪サラサラだねー」
そう言って、アリョンさんは私の頭を撫でた。
…アリョンさん、こういうボディタッチがすごく多い。嫌じゃないんだけど…アリョンさんに触れられると…何故かジェジュンオッパを思い浮かべてしまう。


*****

「ヒョンー顔怖いよー(笑)そんな眉間にシワ寄せなくても(笑)」
「アリョンの奴!!!!」

聞いてないし(笑)
今日はジェジュンヒョンの家でごちそうになってる。ヒョンの作った料理を食べながら、テレビを見ていると、チェリムちゃんが出ているバラエティ番組が放送されていた。

その番組ではアリョンと共演しているんだけど、アリョンがとにかくチェリムちゃんにベッタリなんだ(笑)
ユチョンから話は聞いていたが、アリョンはかなりチェリムちゃんを気に入っていて、そんな彼をヒョンは目の敵にしている。

「まあ、アリョンの気持ちもわかるけどね。チェリムちゃん可愛いもん。髪サラサラだし、顔小さくて手足長くてスタイル良いし、笑顔最高に可愛いし!こんな子がいたら、男は惚れちゃうよ!」
テレビ画面に映るチェリムちゃんを見ながら、俺は言った。
司会者からの無茶ぶりにも、真面目にこたえようとしている姿がなんだか可愛い。

「性格も素直だし、俺のギャグにも笑ってくれるし!………ヒョン?」
あれ?ヒョンさっきからずっと黙ってる。どうしたんだろう?

ビクッ!!

「ヒョ、ヒョ、ヒョン…どうしたの…そ、そんな怖い顔して…」
気になってヒョンの方を見ると、目は笑ってなくて口元だけ微笑んでいた。

「ジュンス、ものすごく美味しい料理ができたよ。食べてみて。」
「えっ?…美味しい料理!!!うきゃんうきゃん!!食べる!食べる!…いただきまーす!………………ううぇー!!!!」


*****

今日も撮影疲れたな…。
ん?事務所の前に女の子が…ファンか?いや…そんな浮き足だった感じしないし…
それに…なんかどこかで見たことある気がするんだよな…


「あ、あの…ユチョンさん…」
そんなことを考えながら事務所に入ろうとすると、その女の子に呼び止められた。
「何?」
「ジェジュンさんは…今日事務所に来ますか?」
「今日は来ないよ。ヒョンのファン?」
「いえ…チェリムのことで、ジェジュンさんにどうしても話さなきゃいけないことがあって…」
「チェリムちゃんのこと?」
なんだか引っ掛かるな…

「君、名前なんていうの?チェリムちゃんの知り合い?」
「私、チャン・ソヒョンといいます。夏までチェリムと一緒に、レッスン受けていました。」
あぁー元レッスン生か。それで見たことある気がしたんだな。
「それで?ヒョンに話さなきゃいけないことって何?」
「レッスン生の友達から聞いたんですけど、チェリムを狙ってる人がいるんです!」

レッスン生の友達?
チェリムちゃんを狙ってる奴?

切り刻まれたチェリムちゃんのレッスン着・お披露目の日に隠された衣装・崩れてきたセット…

そして…ミオクちゃんのあの目…

「そのチェリムちゃんを狙ってる奴って…もしかして…」
俺は、ソヒョンちゃんにだけ聞こえるくらいの小声で言った。
「そうです!ユチョンさんどうして知ってるんですか!?」
「俺のことはいいから、中に入ろう。詳しい話聞かせて!」
「はい!」


つづく
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by rin1119a | 2013-12-03 16:21 | You are my sunshine | Comments(6)

You are my sunshine 第21話

『オンニ、お友達は痛いの治った?』
「まだだけど、ボミの作った果物すごく喜んでいたわ。ありがとう。」
『ホントに!?早く痛いの治るといいね。オンニ、今度はいつ帰ってくる?』
「しばらくは無理かな…仕事が忙しいから…」
『ボミ、もっとオンニに会いたいよー。オンマもアッパもオンニに会いたいーって言ってるよ。』
「…ありがとう。そんなことより、ボミ、体はどう?無理してない?」

妹に果物のお礼の電話をすると、いつも通り『帰ってきてー』と甘えられた。血は繋がっていないけど、ボミは私の大切な妹だ。

血の繋がらない私を、本当の娘のボミと同じように育ててくれた養父母には、とても感謝している。
少しでも恩返しができるように、頑張らないと。

『オンニの出てるテレビいつも見てるよ!昨日のも見たよ!オンニが一番お歌もダンスも上手で、一番綺麗だったよ!』
「ありがとう。」
誰に褒められるよりも、ボミに褒められるのが一番嬉しい。
もっと頑張って、一流のアーティストにならないと。

*****

「やっと仕事に戻れるー!」
「嬉しいのはわかるけど、無理は禁物だからね。」
「はい!あ、デュエットの練習しなきゃ!エリさんの足を引っ張らないように。」
チェリムは退院し、明日から仕事に戻る。明日のバラエティ番組が復帰後の初仕事で、そのあとは歌番組やインタビューが目白押しだ。

チェリムの一番の楽しみは、来週の特番だ。エリとデュエットで、昔のヒットナンバーを歌うのだ。

「足を引っ張るなんて、絶対にないから(笑)俺も二人のデュエット楽しみにしてるよ。」
「はい!二人で練習する時間はないから、ほとんど即興なのが不安ですけど。ちゃんと歌う曲練習します!」
チェリムとエリのデュエット…楽しみだな。正反対の天才の競演か…面白そうだな。


*****

「この衣装…恥ずかしいです…」
「似合ってるわよ。まあ、ジェジュンが見たら卒倒しそうだけど(笑)」
今日は、ずっと楽しみにしていたエリさんとのデュエットの日。
歌う曲が、かなり際どい歌詞で昔有害指定を受けたもの。だから、衣装もかなりセクシーだ。

「恥ずかしがってないで、ちゃんと歌ってよね。」
「エリさん!」
エリさん…すごく似合ってる…
同じ衣装なのに(色違いで、私が白・エリさんが黒)、私と違って完璧に着こなしてる。
「この曲には、これぐらいがちょうどいいのよ。…似合ってるんだから…堂々としてなさい。今日はよろしく。1回だけだけど、良いパフォーマンスにするわよ。」
「はい!よろしくお願いします!」
「せっかく本番前に一緒にいれるし、合わせてみる?」
「はい!」

私たちは、アカペラで合わせる。エリさんの声はとても素敵で、気分良く歌える。私はいつも一人で歌っているけど、こうして誰かと歌うのも楽しい。


*****

「何だ!?あの衣装!?」
「ヒョン、落ち着いてよ。良いじゃん。可愛いし似合ってるよ。」
ユチョンと一緒に、チェリムとエリのデュエットを見に来た。
そしたら、衣装が!衣装が!

「いくら曲が際どいからって!俺のチェリムに、あんな露出の激しい衣装着せて!」
「俺の…て(笑)しかも、エリも全く同じ衣装なのに(笑)ヒョン、本当にチェリムちゃんのことしか頭にないな(笑)」
チェリムの衣装は、かなり丈の短いパンツとノースリーブ。動けばおへそまで見えちゃいそうだし!

「だって!だって!しかも、今日はアリョンも同じ番組に出てるし!ほら!アリョンがにやついてる!」
「ヒョン…落ち着いて。もう始まるよ。」
「あ、あぁ。」
司会者の曲紹介が終わり、二人のデュエットが始まった。


*****

合わせよう…なんて考えていたら、私がこの子に食われるわ!

気持ちの良い高音も得たいの知れないオーラも…隣にいると、ただ見ている時よりも強く感じる。
ダンスも上手くなった。

この子が全力で好きなようにするなら、私も全力で好きなようにするだけよ。
負けたくない!この子に食われたくない!
…でも…この子と一緒にするのは…なんだか楽しい。


*****

「二人とも…全然合わせる気ないじゃん(笑)」
「それなのに、何故か合ってるな(笑)」
「この二人で曲出したらいいんじゃない?すげぇ面白そう(笑)」

チェリムのパフォーマンスはやっぱり最高だ。怪我の影響は全然ないな。
「エリ…普段よりも良いんじゃない?チェリムちゃんが引き出してるのかな?」
「普段は、グループの子を引き立たせるためにセーブしているのかもね。そういう気づかいできる子だから。」
「そうかもな。いつも一人だけ余裕だし。」

チェリムの隣でセーブなんてしていたら、完全に食われるからな。それを察知して、エリは全開なのかも。
ユチョンの言う通り、チェリムがエリの本気を引き出したのかもしれない。

エリの切れのいいラップのあと、チェリムのスローパート…良いな。
そして…ラスト…

「チェリムちゃんの高音はさすがだな。どこまでも伸びる。」
「あぁ…本当にどこまでも伸びるな。」
「それに…エリってこんな高音出せるんだ!?」
「チェリムへの対抗意識かな?」
「そうかも。良いライバルだね。チェリムちゃんもエリも楽しそう。」

本当に良いライバルだ。
今のところ、歌はチェリム、ダンスはエリに分があるかな。
歌も二人とも音域広いけど、高音域に強いチェリム・低音域に強いエリ…対称的で面白い。

曲が終わったあと、周りは惜しみない拍手を二人に送った。もちろん、俺とユチョンも。

「ヒョン…この二人が同じ時代にいて、競い合えることは奇跡なのかもしれないね。」
ユチョンがぼそっと言ったことは、きっと正しい。
これから二人はどんどん高めあっていくんだろうな。

そう思って見ていると、エリがチェリムに手を差し出した。
何を言っているのかはわからないけど、二人とも笑顔で握手をかわしていた。


*****

何よ…エリさん…あんな笑顔でチェリムなんかに握手を求めに行くなんて…

イ・チェリム!許せない!
エリさんの隣にいるなんて!
エリさんのライバル兼パートナーに相応しいのは、この私よ!

次は骨折なんかで済ませないわよ!


*****

ん?ミオクちゃん…

チェリムちゃんとエリのパフォーマンスに周囲が惜しみない拍手を送る中、ミオクちゃんは一人険しい表情をしていた。
その視線の先にはチェリムちゃん。カメラが自分を捕らえてないから、油断しているみたいだけど…。

まさか…ミオクちゃん…いや…いくらなんでもそれは…

「ユチョン、どうしたの?」
「何でもないよ。本当に良いパフォーマンスだったな。」

俺は、ミオクちゃんの表情が頭から消えなかった。


つづく
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by rin1119a | 2013-12-02 19:03 | You are my sunshine | Comments(8)

You are my sunshine 第20話

「ヌナ!チェリムは!?」
「ジェジュン…命には別状ないわ。今は意識もしっかりしているし。足を骨折していて、全治1ヶ月だそうよ。」

レコーディングをしている時に、ヌナから電話がかかってきた。
チェリムがセットの下敷きになって、病院に運ばれた…と。

「命に別状なくて良かった…でも、セットの下敷きって…」
「…さっき、番組スタッフから電話があったんだけど…固定するために使っていたロープが切られていたらしいの…」
「何だよそれ!?ちゃんとチェックしなかったの!?」
「もちろんしたそうよ。収録直前にね。その時はしっかり固定されていて、異常はなかったって…」
「それって、誰かがチェリムを狙ってセットに細工したってことじゃん!」
「そうとしか考えられないわよね…一体誰が…」

許せない!絶対に犯人突き止めてやる!


*****

「ヒョン!」
「ユチョナ…あ、チェリムにお見舞いのケーキくれたんでしょ?ありがとう。チェリム喜んでたよ。」
「そっか。チェリムちゃんの具合どう?」
「元気だよ。順調に回復してる。」
「良かったー。セットの下敷きになったって聞いたから心配で。」

ほっとしたような笑顔を浮かべた後、一転して険しい顔になった。
「それにしても…セットが崩れてくるなんて…そんな酷いミスをあの番組のスタッフがするなんて信じられないな…」
「…ミスじゃないんだ。」
「えっ!?」
「誰かが細工したらしいんだ。」


俺がヌナから聞いた話をすると、ユチョンは納得していないような表情を浮かべた。
「ユチョナ、どうした?」
「いや…たしかにその話から推測すると、どう考えても誰かが細工したようにしか思えないけど…」
「けど?」
「番組のスタッフがそんなことして、メリットある?」
「たしかに…」
ユチョンの言う通りだ。番組であんな事故なんか起きれば、信用がた落ちだ。

「もちろん、セットに細工したのはスタッフのうちの誰かだと思う。でも…他の誰かが裏で糸を引いているんじゃないかな…」
「ユチョナ!心当たりあるの!?」
「心当たりじゃなくて…俺の勝手な推測だけど…。レッスン生の頃に、チェリムちゃんに嫌がらせをしてた人間と同一人物じゃないかな…。」
「なんでそう思うの?」
「何となくなんだけど…チェリムちゃんさ、お披露目の日に衣装隠されたでしょ?」
あぁ…結局あの隠された衣装は、切り刻まれた状態で発見されたんだ。

「今、衣装を隠されるのはまだわかるんだ。チェリムちゃんの人気に嫉妬…っていう動機があるから。でも…デビュー前の新人の衣装を隠すなんておかしくない?」
ユチョンの言う通りだ。でも…
「でもさ、レッスン生がスタジオに自由に出入りなんてできないじゃん。」
「そうなんだよな…俺の考えすぎかな…」


*****

『お前だろ!?チェリムちゃんに怪我させたの!!』
「朝っぱらから電話がきたから、何の用かと思えば…そんなこと。私じゃないわよ。あの番組のスタッフよ。」
『裏で手回したのはお前だろ!』
「何をそんなに怒っているの?いつまで経っても、アンタがチェリムを落とせないのが悪いのよ。」

アリョンの奴…ずいぶん怒ってるみたいね。
たかが骨折でそこまで怒り散らさなくても(笑)

『お前…本当に性根腐ってるな!』
「あら?そんなこと私に言っていいの?アンタのスキャンダル揉み消してあげたのは、誰だったかしら?」
『それは…』
「私からの恩思い出した?思い出したなら、さっさとイ・チェリムをボロボロにしてちょうだい!」

イ・チェリム全治1ヶ月…図太い子ね。
再起不能なくらいの怪我を負わせたかったのに、残念だわ。


*****

「オッパ…早く仕事に戻りたいです…」
「そうだね。でも、焦っちゃダメだからね。」
「はい。」
先週、収録中に骨折してしまって、私は入院している。入院生活は退屈で仕方ない。

ジェジュンオッパは、毎日欠かさず会いに来てくれる。
入院中だから、私はスッピンだ。でも…ジェジュンオッパが会いに来る時間が近づくと、ついついメイクをしてしまう。
なんだかわからないけど、オッパに会う時は綺麗にしたくて。

スッピンなんてレッスン生の頃からずっと見せてるから、今更すぎるけど。


コンコン

「あ、誰か来たみたい…はーい。」

ガラッ

「エリさん!」
「エリ!」
エリさんが私のお見舞いに来てくれるなんて!

「すぐに出ていくから、気は遣わなくていいわよ。…オッパ、こんにちは。」
「そんな!ゆっくりしてください!椅子もありますし、ユチョンさんのくれたケーキもありますし!」
「そうだよ、ゆっくりしなよ。せっかく来てくれたんだし。」

「いえ、邪魔者はすぐに帰りますから。…あなた果物は好き?嫌いなら、お見舞いに来た人にでもあげて。」
「大好きです!………わぁー!!!美味しそう!フルーツ大好きです!ありがとうございます!」
「それだけ元気なら大丈夫ね。冷蔵庫に入れておくから、気が向いたら食べて。味は保証するわ。…じゃあ、私は仕事あるから…。…デュエットまでに…治しなさいよ…」
エリさん…デュエット楽しみにしてくれてるんだ!
「はい!」
エリさんはそのまま去っていった。

「エリ素直じゃないなー」
エリさんが出ていった後、オッパはけらけら笑い出した。
「心配なら『心配してる』、デュエット楽しみにしてるなら『楽しみにしてる』って言えばいいのに(笑)まあ、そういう所が可愛いんだけどさ(笑)」

可愛い…
たしかに…エリさんは魅力的だ。美人だし、パフォーマンスは凄いし。
すごい人なのに全然天狗になってないし、優しいし…。
オッパがエリさんを褒めるのは当たり前だ。

「チェリム、どうしたの?」
「何でもないです!」

でも…オッパが私以外の人を『可愛い』と言っているのを聞くと…なんだかちょっと嫌な気持ちになる…
何なんだろう?これは…


つづく
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by rin1119a | 2013-12-01 20:46 | You are my sunshine | Comments(2)