JYJの妄想小説ブログです。妄想小説が苦手な方は閲覧しないでください。JYJも妄想も好きな方は是非どうぞ(^^)気に入ってもらえますように(*´∀`)


by 凛

プライド プロローグ

前の事務所を出てから、5年経った。
色々大変だったけれど、何とか俺たち3人の仕事も新しい事務所も軌道に乗りはじめた。
今年から念願の日本でのツアーも決まり、同じ事務所の後輩たちも日本デビューすることになった。
5年の月日は、確実に俺を変えていってくれた。もちろん良い方向に。


*****

「ジュンス!そこに広げてるトランプ片付けて!」
「えー!俺マジックの練習してるのにー!」
「今からそこの机で銀行の人と話するんだ!早く片付けて!」
「えー!銀行の人なら奥の良い部屋に通せばいいじゃん!」
「その奥の良い部屋が、お前の荷物でいっぱいで人を通せないんだよ!韓国から必要な物だけ持ってこい…て言ったのに、なんであんなくだらない物ばっかり大量にもってくるんだよ…。」
「怪傑ぞ〇りの韓国版をバカにするな!」

「ジュンスー落ち着けよ。そこのトランプ早く片付けて、俺と一緒に奥の部屋行こう。」
ジュンスと社長のやり取りが終わりそうになかったので、俺は思わず口を挟んだ。
「ユチョーン!でも、ヒョンが俺のぞ〇りをバカにするんだ!酷いでしょ?」
「じゃあ、奥の部屋の片付けしながら一緒にぞ〇り見ようよ。ヒョンは、事務所の日本支社のために銀行の人と大事な話するんだから。日本支社があれば、日本での仕事がやりやすくなるし。ヒョンは俺たちのために頑張ってくれてるんだよ。」
「うん、そうだね。ヒョン、ユチョンと一緒に奥の部屋の掃除をしてくるよ。」

ジュンスは奥の部屋に入るとすぐにぞ〇りに夢中になり、掃除をしはじめる気配はゼロだ。

まあ、いっか。

銀行の人か…美桜(みお)は元気にしてるかな。
とっくに終わったことを思い出してしまった。
情けない…もう5年も前のことなのに。

今日来る人は、ヒョンが韓国でお世話になった銀行の人から紹介されたらしい。
やっぱり韓国と日本では保険や税金のこととか色々違うらしく、「日本支社を作るなら、日本では日本の銀行の助けを借りた方が良いですよ。」て勧められたそうだ。
だいぶおかしな噂は治まっているけど、そんなに歴史もなく規模の小さいウチの事務所はちょっとした隙があると潰されてしまう。
だから、「しっかりしたアドバイザーは欲しいな。」て俺も思っていたから良かった。

あ、軽い挨拶程度はしておいた方がいいかな。
直接仕事を共にすることはなくても、俺たちを支えてくれる人だし。

ぞ〇りに夢中になってるジュンスを置き去りにして、俺はヒョンと銀行の人が話をしている部屋に向かった。


*****

「いやーやっぱりソンさんが紹介してくれただけのことはありますねー!若いのに優秀だ!」
「ありがとうございます。ご期待に添えるように努力します。
早速ですが、少し最近の日本の流行についてお話させてもらってよろしいでしょうか?
もしかしたら、所属タレント様の今後の売り出しに役立つかと思いまして。」


「ん?ユチョンどうした?」
「あ、銀行の方に一言挨拶しようと思って。お世話になる人だし。」
「あーそうだな。寺川さん、彼はウチの所属のユチョン。」
寺川さんと呼ばれたその女性がゆっくりと俺の方を振り向いた。
振り向くまでの時間が異様に長く感じられた。


クリクリの大きな目、綺麗な髪…
美桜…


「TKB銀行の寺川美桜です。お役に立てるよう努力いたしますのでよろしくお願いします。」
「あ…パ、パク・ユチョンです。…お世話になります。こちらこそよろしくお願いします。」

なんとか当たり障りのない挨拶をし、奥の部屋に戻った。



美桜…
俺の忘れられない人。
ずっと忘れられなかったけど、思いがけない再会で俺の想いは溢れ出しそうだった。


つづく
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# by rin1119a | 2013-08-27 20:37 | プライド | Comments(0)