プライド 第7話
2013年 09月 16日
**日曜日**
服とか髪型とかメイクとか変じゃないかな…。
服は白い花柄のワンピースに、上から薄いピンク色のカーディガン。
ワンピースの丈がちょっと短いからタイツでも履こうかと思ったけど、最近ジメジメしてて暑いからタイツはなしにした。
髪型はちょっと巻いて、ハーフアップに。
メイクは、れいちゃんに教えてもらった通りに。
「美桜は元がかわいいからあんまりごちゃごちゃしないで、ナチュラルなのが絶対に良いから!」
てれいちゃんが言ってたから、いつもより少し濃い目かなーてくらい。
そもそも、私に華やかなメイクは似合わないだろうけど。
大丈夫かな…。
ユチョン君に「可愛い」って思ってもらえるように、私なりに頑張ったつもりなんだけど…。
そして、私の心配事はもうひとつ。
私は今まで一度も男の人と二人で出かけたことがない。
だから、当然だけど、男の人と付き合ったこともない。
大学の友達はみんな彼氏がいるか、高校生の頃に付き合ったことがあるかのどっちか。
焦っているわけじゃ全然ないけど、やっぱりこの年齢でデートもしたことないなんておかしいのかな。
ユチョン君に変だと思われたらどうしよう…。
そんなことを考えちゃうから余計に緊張する。
ユチョン君の前で挙動不審になったらどうしよう…。
すっごく楽しみだけど、すっごく緊張する…。
こんなに緊張してるから、家にいても落ち着かなくて一時間も早く待ち合わせ場所に来てしまった。
********
ボイストレーニングとダンストレーニングが終わって、俺は早速美桜ちゃんのところに向かった。
韓国では外出するたびに事務所の人からチェックが入ったけど、日本ではまだそれほどでもない。
ただ、ジェジュンヒョンとジュンスがものすごい笑顔で俺を見てたのが気になるけど…。
**〇〇駅 13時50分**
ちょうど良い時間に着いたかな。
美桜ちゃんは…
いた!
ん?なんかすごい可愛いんだけど!
「み、美桜ちゃん。」
「ユチョン君…こんにちは。」
「こんにちは。映画までまだ時間あるよね。カフェでゆっくりしよっか。」
「うん。」
二人で会うことが決まってから、この駅周辺のことは結構調べたんだ。
男らしくしっかりリードするぞ!
昨日誕生日だったから美桜ちゃんより一歳上になったわけだし(数ヶ月の間だと思うけど)、オッパらしく頑張るんだ!
それにしても…
なんか今日の美桜ちゃんメチャメチャ可愛い。
いや、いつも可愛いんだけど、今日はさらに…。
服も髪型もとにかく全部!
白い花柄のワンピースは美桜ちゃんによく似合ってる。
脚綺麗だなぁ…。
スラッとしてて白くて…。
あまりに可愛いから、もともと緊張してるのに余計に緊張してしまう。
「お仕事お疲れさま。疲れてない?大丈夫?」
「大丈夫だよー。ありがとう。」
「それなら良かった。ユチョン君、いつも朝早いイメージがあるから、疲れがたまってないか心配で…。」
「大丈夫!美桜ちゃんの顔見たら疲れなんてなくなるから!今日会えるのもホントに楽しみにしてた!」
ん?俺、なんか恥ずかしいこと言ってない?
事実だけど…。
「ホント?そう言ってくれて嬉しい。私も…今日会えるのすごく楽しみにしてたから…。」
俺の気のせいかもしれないけど、美桜ちゃんの顔が少し赤くなってる気がする。
ホントに可愛いよな。
素直でシャイで…。
良い意味で俺と同い年とは思えない。
なんていうか、純粋なんだよね。
そんな感じのやり取りをしながら、俺たちはカフェまで歩いていた。
つづく
服とか髪型とかメイクとか変じゃないかな…。
服は白い花柄のワンピースに、上から薄いピンク色のカーディガン。
ワンピースの丈がちょっと短いからタイツでも履こうかと思ったけど、最近ジメジメしてて暑いからタイツはなしにした。
髪型はちょっと巻いて、ハーフアップに。
メイクは、れいちゃんに教えてもらった通りに。
「美桜は元がかわいいからあんまりごちゃごちゃしないで、ナチュラルなのが絶対に良いから!」
てれいちゃんが言ってたから、いつもより少し濃い目かなーてくらい。
そもそも、私に華やかなメイクは似合わないだろうけど。
大丈夫かな…。
ユチョン君に「可愛い」って思ってもらえるように、私なりに頑張ったつもりなんだけど…。
そして、私の心配事はもうひとつ。
私は今まで一度も男の人と二人で出かけたことがない。
だから、当然だけど、男の人と付き合ったこともない。
大学の友達はみんな彼氏がいるか、高校生の頃に付き合ったことがあるかのどっちか。
焦っているわけじゃ全然ないけど、やっぱりこの年齢でデートもしたことないなんておかしいのかな。
ユチョン君に変だと思われたらどうしよう…。
そんなことを考えちゃうから余計に緊張する。
ユチョン君の前で挙動不審になったらどうしよう…。
すっごく楽しみだけど、すっごく緊張する…。
こんなに緊張してるから、家にいても落ち着かなくて一時間も早く待ち合わせ場所に来てしまった。
********
ボイストレーニングとダンストレーニングが終わって、俺は早速美桜ちゃんのところに向かった。
韓国では外出するたびに事務所の人からチェックが入ったけど、日本ではまだそれほどでもない。
ただ、ジェジュンヒョンとジュンスがものすごい笑顔で俺を見てたのが気になるけど…。
**〇〇駅 13時50分**
ちょうど良い時間に着いたかな。
美桜ちゃんは…
いた!
ん?なんかすごい可愛いんだけど!
「み、美桜ちゃん。」
「ユチョン君…こんにちは。」
「こんにちは。映画までまだ時間あるよね。カフェでゆっくりしよっか。」
「うん。」
二人で会うことが決まってから、この駅周辺のことは結構調べたんだ。
男らしくしっかりリードするぞ!
昨日誕生日だったから美桜ちゃんより一歳上になったわけだし(数ヶ月の間だと思うけど)、オッパらしく頑張るんだ!
それにしても…
なんか今日の美桜ちゃんメチャメチャ可愛い。
いや、いつも可愛いんだけど、今日はさらに…。
服も髪型もとにかく全部!
白い花柄のワンピースは美桜ちゃんによく似合ってる。
脚綺麗だなぁ…。
スラッとしてて白くて…。
あまりに可愛いから、もともと緊張してるのに余計に緊張してしまう。
「お仕事お疲れさま。疲れてない?大丈夫?」
「大丈夫だよー。ありがとう。」
「それなら良かった。ユチョン君、いつも朝早いイメージがあるから、疲れがたまってないか心配で…。」
「大丈夫!美桜ちゃんの顔見たら疲れなんてなくなるから!今日会えるのもホントに楽しみにしてた!」
ん?俺、なんか恥ずかしいこと言ってない?
事実だけど…。
「ホント?そう言ってくれて嬉しい。私も…今日会えるのすごく楽しみにしてたから…。」
俺の気のせいかもしれないけど、美桜ちゃんの顔が少し赤くなってる気がする。
ホントに可愛いよな。
素直でシャイで…。
良い意味で俺と同い年とは思えない。
なんていうか、純粋なんだよね。
そんな感じのやり取りをしながら、俺たちはカフェまで歩いていた。
つづく
by rin1119a
| 2013-09-16 18:14
| プライド