JYJの妄想小説ブログです。妄想小説が苦手な方は閲覧しないでください。JYJも妄想も好きな方は是非どうぞ(^^)気に入ってもらえますように(*´∀`)


by 凛

プライド 第50話

『じゃあ、そういうことでよろしくね。企業に関する資料は、メールで送るから。』
「はい!ご期待を裏切らないようにしっかり頑張ります!」
『ハハッ(笑)相変わらず真面目だねー。だから、君になら安心して任せられるんだよ。頼んだよ。』
「はい!」

ソンさんからの仕事の依頼は、芸能プロダクションの日本支社設立をバックアップすることだった。

その会社はまだ設立して数年だけど、良いタレントさんがたくさん所属しているそうだ。
自社のタレントさんが日本でスムーズに活動できるように、日本支社を作ることにしたらしい。
数年前に自社のタレントが日本の事務所から突然契約を解除されたため、どうしても所属タレントを他社に託す気にはなれないそうだ。

ただ、設立して数年の若い会社だし、韓国とは勝手が違う日本での事業には不安も多い。
そんな理由で、ソンさんは日本の銀行の助けを借りるように…と社長に勧めたのだ。

そして、「日本の銀行なら…TKB銀行が一番良いです。TKB銀行の営業担当なら、寺川さんが絶対に一番良いですよ!」とソンさんは力説し、「ソンさんがそこまで言うなら、是非その方に頼みたい!」と社長さんはその提案を受け入れたそうだ。

そこまで良いように言ってもらえているなんて…物凄くプレッシャーだ。
でも、しっかりバックアップしなきゃソンさんの顔に泥を塗ることになる。
気合い入れて頑張らなきゃ!


*****


すぐにソンさんから資料が届いた。

Cエンターテイメント…。
社員数、所属タレント数、資本金、株主…といった基本的な情報は全て網羅されている。
ハングルで書かれたものを、ソンさんがわざわざ日本語に訳してくれてある。
「規模の小さな会社だから、ちゃんとした資料がハングルのしかないんだ。依頼したんだから訳すのくらい当然だよ。」と電話で仰っていた。

たしかに、基本的な情報を見る限り、規模は小さい。
だけど、収益はとても良い。社員さん・所属タレントさんの質の良さと、経営手腕の良さを感じる。
うん…この会社は伸びていきそうね。

「所属タレント…JYJ…」

私は、所属タレント一覧を見ていた。正直誰のことも知らない。
でも、日本受けする方法をアドバイスすることは、タレントさんの日本での活動をスムーズにさせることに繋がる。
もちろん、そのタレントさんの個性は大切にすべきだし社長の意向が大切だから、あくまでもアドバイスだけど。
アドバイスをするには、どんな人が在籍しているかを把握しておかないといけない。

パク・ユチョン…

「えっ!?ユチョン!?」
所属タレント一覧を見ていた私の目に、信じられない名前が飛び込んできた。

「キム・ジェジュン…キム・ジュンス…て、ジェジュンオッパとジュンちゃん!?」

私は見ていた資料の存在なんて忘れて、ネット検索をしはじめた。
検索ワードは、パク・ユチョン。

ユチョンと別れてから、私は一切ユチョンの情報なんて追いかけていない。それどころか、絶対に触れないようにしていた。

追いかけても辛くなるだけなのはわかっていたし、あの頃は分裂騒動で大変だったからネットでは汚い誹謗中傷であふれていたし。
だから、私はユチョンがどうしているのかを全く知らない。自分から連絡を拒否したし。

唯一知っていることは、東方神起ではなくなってしまったということ。
別れた数ヵ月後に、東方神起は二人で活動を再開したというニュースを耳にして、「マネージャーさんの言う通りになった…」と密かに涙した。


ユチョン…

ネットによると、ユチョンは現在俳優として活動していて、たくさん賞も貰っているそうだ。ドラマにもたくさん出ているし、映画でも活躍している。

仕事できてるんだね…。
すごく頑張ってるんだ…。
成功してるんだ…。
ファンの人たくさんいるんだね…。
ファンの人のブログには、ユチョンへの温かい気持ちがいっぱい溢れている。
昔からずっと応援してくれてる人・最近ファンになった人…本当にたくさんのファンがいる。

私の目にはいつの間にかたくさんの涙がたまってしまい、おかげでパソコンの画面が見にくくなっていた。

良かった…ユチョンが元気で。
表情も昔より柔らかくなった気がする。自然体でのびのびできているのかな。
それはすごくいいけど、ユチョン…音楽はもうしていないのかな…。

そう思ってネット検索を続けていると、JYJの動画にたどり着いた。
アップされた日付・動画の説明書きから察すると、どうやら新曲のミュージックビデオみたいだ。
私は無我夢中で、再生ボタンをクリックしていた。

すると…ハスキーで心のこもったユチョンの歌声が聴こえてきた。

『音楽ってすごいなぁ。俺も音楽で人を元気にさせたいなぁ。歌手になりたいな…て思った。』
初めて二人で出かけた日にそう言っていたユチョン…。

『俺、もういやだよ…。音楽は好きだよ。ファンたちも大切だよ。でも…辛いよ…しばらく休みたいよ…』
あんな過密スケジュールで壊れそうになっても、音楽とファンへの想いは何も変わらなかったユチョン。

ユチョン…今も音楽してたんだね。
コメントたくさんあるよ。
いっぱい再生されてるよ。
あの時の言葉通り、今もたくさんの人を元気づけてるんだね。

「ユチョン…ユチョン…」

あんなに辛い思いをしても、彼が音楽を諦めてなかったことが嬉しくて、涙が溢れて止まらなかった。


つづく
[PR]
Commented by my-my012 at 2013-10-03 17:05
美桜ーーー(ToT)
ゆちょん、頑張ってるよ~みんなに愛されてるよ~!
だから美桜も素直になって~。゚(゚´Д`゚)゚


出逢えますね、やっと。
気持ちが離れなかった通し、どうなっていくのか‥‥‥楽しみです。


って、いつもコメント欄をうるさくしているのが私だけなのですが‥‥
いいのでしょうか?
Commented by rin1119a at 2013-10-03 17:46
まゆさん♪
ユチョンの頑張りを知って涙が止まらない美桜…素直になればいいんですがね(。>д<)
その涙がユチョンへの深い想いそのものなのに(;_;)

はい、やっと出会えます(*´ω`*)
美桜はなかなか素直になれなさそうですが、ユチョンはどうなんでしょうか…。

コメント大歓迎です(*≧∀≦*)いつも楽しみにしています\(^o^)/
Commented by m_n_k_5604 at 2013-10-03 18:12
こんにちは!いつも興味深く読ませて頂いてます。

ユチョンと美桜のお互いを思いやる気持ち、二人を応援する廻りの視線。とても温かくなります。

でも、なによりあの時の騒動のことが切ないです。奴隷契約なんてそんなこと私には関係ないよ、なんてあの当時は思っていました。今は当事者のユチョン達はもちろん、関係者、家族、ファンはどう感じていたんだろうか、と気になっています。
続きが楽しみです。
Commented by rin1119a at 2013-10-04 10:25
m_n_k_5604さん♪
はじめまして(*^^*)コメントありがとうございます(*´ω`*)返信が遅くなってごめんなさい(;_;)

温かくなるなんてありがとうございます(*´ω`*)
そう思ってもらえるような二人を目指して書いていますし、二人の周りの人も気に入っているので(前の事務所の社長以外)嬉しいです( ´∀`)

そうなんですよね。私も独立やら裁判やら分裂やらで大変だった頃を知らないので、どんな風に感じていたのかは何もわかりませんが…。
あくまで私の想像と解釈ですが、こんな感じだったのかな…と思っています(;_;)
by rin1119a | 2013-10-03 15:10 | プライド | Comments(4)