JYJの妄想小説ブログです。妄想小説が苦手な方は閲覧しないでください。JYJも妄想も好きな方は是非どうぞ(^^)気に入ってもらえますように(*´∀`)


by 凛

運命の人 第20話

「はぁー!?あんた、何やってんの!?そんな大人しい子にいきなりそんなんしたら、怖がるの当たり前やんか!」

俺の心に、隣のこの女の大阪弁がグサグサ突き刺さる。神崎の言う通りだ。
俺は何やってたんだよ…。
『ゆっくりでいいから』なんてカッコつけたこと言ったくせに、茉莉子を怖がらせて…

「キスだけにするつもりだったんだよ…」
「『つもり』じゃあかんやん!…まあ、山口も男やし、気持ちはわかるけどさー。清純派の攻略は難しいなー。」
「攻略って…」
「まあ、ちゃんと謝ったんやろ?それやったら問題ないやん。」
「……………」

あれから1週間…すぐに謝りのメールは送ったけど、何となく気まずい。
それまでは俺から必ずしていたメールも、なんだか怖くてできない。

「やってもうたこと気にしたってしゃーないやん!アンタが悪いんやから、アンタが今まで通りの態度しなあかんで!」
「…あぁ…」
「暗いなぁー!もう!アンタの取り柄は元気しかないんやから、元気出し!」

同期の神崎に叱咤激励され、俺はまた頑張る決意をしたのだった。


*****

「支店長…申し訳ありませんでした。」
「いいのよ。部下が失敗した時に、一緒に謝るのは上司として当たり前のことなんだから。次からは気をつけてね。」
「支店長…」
「もう解決したんだから、そんな浮かない顔しないで。元気と明るさが神崎さんの良い所なんだから。」

今日は、部下がお客様を怒らせてしまったから、一緒に謝罪をしに行った。
彼女は大阪出身のとても元気な女性で、うちの支店のムードメーカーだ。

深田くんの支店の山口くんと多分同じタイプ。そういえば、山口くんも3年目だったわね。
この世代は元気な人が多いのかしら。


*****

『茉莉子、明日の昼暇?美味しいランチ食べに行かない?店もオシャレで良い感じなんだ(^ー^)』

山口さん…
あんな風に拒絶してしまったのに、彼はまるでなかったかのように普通に接してくれる。
すぐに謝りのメールがきた後少し連絡が途絶えたけど、今は完全にいつも通りになった。

「はい。カシスオレンジ。」
「ありがとうございます。わぁ!綺麗!」
「今日は、特別可愛く飾りつけしてみたんだけど、どう?」
「すごく素敵です!飲むのが勿体ないなぁ。」

美味しい!ちょっと元気出たかも。

♪♪♪♪♪~

カシスオレンジで少し元気になった私の耳に、大好きな曲がはいってきた。

「あ!チェリムのYou are my sunshine!」
「茉莉子ちゃん、イ・チェリム知ってるんだ。」
「はい!大ファンなんです!」
イ・チェリムは、私が高校生の頃くらいに大ブレイクした韓国の歌手。
当時、私は全く韓国の歌手には興味なかったけど、友達にチェリムの日本デビューイベントに連れていかれて、彼女の魅力にハマってしまった。

見た目は普通の可愛い女の子なのに、凄みすら感じるパフォーマンスをするのだ。
You are my sunshineは、チェリムの代表曲のうちの1つで、ピアノの音色とチェリムの優しい歌声が素敵なバラードだ。

「へぇー日本でも活動してたもんね。」
「友達にもチェリムのファンたくさんいましたよ。melodicとどっちの方が良いか…って言い争ってました(笑)」
「あーmelodicとイ・チェリムはライバルだったもんね。正確に言うと、melodicのエリとイ・チェリムか。」
「私はチェリム派だったけど、エリもかっこ良いから好きでした。今でも二人とも大好きです。」

チリン

マスターと盛り上がっていると、扉の鈴が鳴った。

「…佐伯さん…」
「…支店長…」
支店長に会えるかも…と思って来ているとはいえ、実際に会うとなんだか気まずい。
最近は、必要事項以外の会話はしていないし…。
「深田くん、仕事お疲れ。茉莉子ちゃんの隣空いてるよ。座りなよ。」
「…あ、あぁ…」
マスターに促されて、支店長は私の隣に座った。


*****

cherryに行くと、佐伯さんがいた。マスターとずいぶん楽しそうに話していた。
最近、cherryに行く動機が増えた。マスターと話したい・一人でゆっくり飲みたい…という気持ちに変化はないが、もうひとつの気持ちが加わった。

佐伯さんに会えるかもしれない…という期待

山口の彼女なのに…俺は何を考えているんだ。
山口は、この店のこと知らない。この店は、マスターの希望でグルメサイトには全く掲載されていないから、ごく一部の人にしか知られていない。

つまり、俺か佐伯さんが教えなければ、山口にこの店を知られることはほぼ確実にない。
それを良いことに、俺はここに来て佐伯さんを待ってしまっている。そして、会えた時の高揚感…自分の気持ちはわかっている。

俺は、佐伯さんを女として見てる。
でも…ダメなんだ。

「…寺川とずいぶん仲良くなったみたいだな。」
「…はい。寺川さん本当に素敵な人で…」
「アイツも『佐伯さんすっごく可愛いの!』って嬉しそうに言ってた。」
「そんな…私可愛くなんか…」

謙遜なんてレベルではなく、本当に心から彼女は『自分は可愛くない』と思っているらしい。
こんなに可愛いのに…
たしかに、華があるタイプではないし、寺川みたいに誰が見ても美人なタイプではない。
でも…

「俺は…可愛いと思うよ。」
「えっ?」
「佐伯さんの笑った顔を見てたら癒されるし。…あ、俺がどう思ってるかなんかどうでもいいよな(笑)山口も絶対に佐伯さんを可愛いって思ってるよ。」

「…支店長…」
「佐伯さんと山口お似合いだし、これからも仲良くやれよ。」
俺…何言ってるんだよ…
勝手に口から思ってもないことが出てくる…。
「……」
「俺は、若い二人を見守っておくからさ。あーあ俺にも誰かいないかな…」
「………寺川さんがいいんじゃないですか…」
「え、寺川は無理だよ(笑)結婚して子供までいるのに(笑)不倫になる(笑)」

俺はそう笑い飛ばし、話題を変えた。


つづく
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Commented by shuuyuchun at 2013-11-21 20:03
深田君はもっと、正直になれるかな!?マスターお願いしますよ~
りんちゃん、幸せは近い?
楽しみにしてます♪
Commented by rin1119a at 2013-11-21 20:20
shuuさん♪
自分の気持ちは一応認めましたが、未だに茉莉子ちゃん&山口くんを応援(見かけは)しています(。´Д⊂)

いつになったら、素直に正直に行動するんですかねー。
Commented by MY-MY012 at 2013-11-21 20:23
ウォウオ!!話が繋がってるよ、凛ちゃん(≧▽≦)

そっか、そっか。チェリムもエリも頑張ったんだね(*^^*)
そのチェリムを励ましてたゆちょん。そのゆちょんの最愛の人が美桜。その美桜に憧れる茉莉子で、その茉莉子が好きな人が深田くんで、その深田くんにヤキモチ妬いているゆちょん‥‥‥あれ?
頭がこんがらがってきた(◎-◎;)

とにかくすごい!!凛ちゃん。
今日もありがとう(^з^)-☆
Commented by rin1119a at 2013-11-21 20:39
まゆさん♪
話は繋がっています(*≧∀≦*)
チェリムもエリもトップアーティストになりました(*^^*)それまでの道のりや、トップアーティストになった後の二人はYou are my sunshineをお楽しみにヽ(^○^)ノ

チェリムを励ましていたユチョン
ユチョンの最愛の人美桜
美桜に憧れる茉莉子
その茉莉子が好きな深田くん
深田くんにやきもちをやくユチョン(笑)

繋がりました(*≧∀≦*)これからもお楽しみに(*^^*)
by rin1119a | 2013-11-21 19:34 | 運命の人 | Comments(4)