JYJの妄想小説ブログです。妄想小説が苦手な方は閲覧しないでください。JYJも妄想も好きな方は是非どうぞ(^^)気に入ってもらえますように(*´∀`)


by 凛

熱情 第9話

『85点…こんな簡単な問題でこんなに間違えるなんて、お前は何してるんだ!?』

バシン!!!

『ごめんなさい…お父さんごめんなさい…』
『しかも、この前の中間より点数下がってる!!何してたんだ!?どうせサボってたんだろ!?』
『サ…サボってません…』
バシン!!!
『親に口答えするな!!』

痛い…痛い…ごめんなさい…100点取れなくてごめんなさい…できない子でごめんなさい


*****

「灯!灯!」
「ごめんなさい…ごめんなさい…」
「どうした!?灯、しっかりしろ!」

ごめんなさい…ごめんなさい…

「灯!」
お父さんの声じゃない………
ユチョン?ユチョンが呼んでる?ユチョンが私を呼んでくれてる?


「………!?はあはあ!!」
「大丈夫か?ずっとうなされてたぞ?」
目が覚めると、隣にはユチョンがいた。
私は、昨日の夜彼の家に泊まったのだ。親には『友達の家に泊まる』と嘘をついて。

母親は私に無関心。
父親は世間体を気にするだけだから、夜遅くや朝早くに帰宅するわけじゃなければ、構わないらしい。
あんまり何度も繰り返すとダメだけど。

「はい、タオル。汗だくだぞ。」
「…ありがとう。ごめんね、ユチョンのベッドたくさん濡らしちゃって…」
「あーそれはいいよ。昨日の夜だって、いっぱい濡らしたでしょ?」

昨日の夜…いっぱい濡らした…

「顔真っ赤(笑)本当に可愛いな、灯は(笑)」
ユチョンは笑いながら、私を抱きしめた。
彼の言葉で、昨晩の自分を思い出して、恥ずかしさでいっぱいになってしまった。

わ、私…あんなにいっぱい声出して…

「昨日の灯…可愛すぎ。俺、めちゃくちゃ興奮した。」
彼は私の耳元で囁いた。

彼は、いつも私の体を求める。
好きだなんて一切ないし、連絡も彼の気分次第だ。
きっと遊ばれている…きっと体目当てだ。

でも…連絡がきたら嬉しくてたまらない。会える時は本当に嬉しくて、私なりに頑張って可愛くして会うの。
自分がバカなのはわかってる。
でも…私…体目当てでもいい。

私…ユチョンになら何をされてもいいと思ってる。
好きだから…彼にあげられるものなら何でもあげたい。できることなら何でもしたい。

きっと…私から彼にあげられるものは…この体だけ。


*****

「簡単なものしかできないけど…少し待っててね。」

昨日の夜、灯が初めて家に泊まりに来た。
家にはよく来るけど、泊まりは初めてだ。

最初は、灯の作ってくれた晩ごはんを食べながら、レンタルしてきたDVDを見ていた。

灯の趣味を知りたかったから、レンタルする物は彼女に任せると、彼女は2本借りてきた。

俺が好きな方を再生するように言うと、『本当に私の好みにしちゃって、ごめんね…』と言いながら再生したものは…

くまのポーさんだった。

そのチョイスがあまりに面白くて可愛くて、笑いそうになっている俺に、灯は『ユチョンはポーさん嫌い?ごめんね…やっぱりもう1つの方にするね』と心底しょんぼりした様子で言った。

俺のツボもだいぶおかしいのかもしれないが…そのしょんぼりした姿にきゅんとしてしまった。

『そんなに、ポーさん好きか?』
『うん!大好きなの!』

俺の問いに対する答えが可愛すぎた。
純真な笑顔が俺の心を踊らせた。

気づけば、俺はポーさん鑑賞会を中止して、灯を押し倒していた。
いつも可愛いけど…昨日は本当に可愛くて…

やっぱり、灯が一番のお気に入りだな…と実感したのだった。


「できたよー。」
「ありがとう。」
昨日のことを思い出しながら、灯を見ていると、もう朝飯ができたらしい。

本当に素直で明るくて可愛い女だよな。
俺のものだ。俺の一番のお気に入りだ。


*****

「灯、手先不器用なのに、料理は上手いんだな。」
「それ、褒めてるの(笑)?」
「褒めてるに決まってるだろ?」

灯の作るものは旨い。
なんか…家庭の味って感じで良い。

「灯のお母さんも料理上手いんだろうなー」
「…うん。上手だよ。」
「やっぱり。灯の家ってすごく温かそう。」
「…どうしてそう思うの?…普通だと思うけど…」
「だって、温かい家庭じゃなかったらさ、灯みたいな素直な子に育たないよ。」
「私…ユチョンが思ってくれてるような良い子じゃないよ。」

控えめだよなぁ。
こんな素直な女、俺は知らないぞ。

『ドンドン!!ドンドン!!』
『出てこいやー!!こらー!!!金かえせー!!!』

何気なくテレビに目をやると、高利貸しの問題を扱った特集が放送されていた。
借金取りが家のドアを叩き、怒鳴りながら取り立てをしているシーンが流されている。

世の中色々あるよな…

「灯?どうした?」
「はぁはぁ…」
視線をテレビから灯に戻すと、彼女の顔は真っ青で、体は震えている。

「ユチョン…お願い…チャンネル替えて…」
「あ、あぁ。」

灯の異様な怯え方に圧倒されて、何も聞けなかった。


つづく
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Commented at 2013-12-19 21:36 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2013-12-19 22:07
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by my-my012 at 2013-12-19 22:49
灯ちゃん・・・(T-T)
幸せになって欲しい・・・・このゆちょんじゃダメだよね。

もうもう完全のめり込みー(〃∇〃)
凜ちゃん、スゴすぎーーーーーー!!
Commented by rin1119a at 2013-12-20 14:26
鍵コメゆ…様♪
こんにちは(*^^*)
二人の闇が明らかになりつつあります。ずっと一人で抱えて生きてきたわけですが、そんな二人だからこそ惹かれあったのかもしれませんね。

お互い一番大切なことを伝えてないけれど。
灯の体験は、彼女から自尊心や自己肯定感を根こそぎ奪い去ったわけですが、この自尊心や自己肯定感の欠如が二人の今後に大きな影を落とすことになります(;_;)
体だけでいい…なんて本当に悲しいですよね(;_;)

ユファンとは上手くいっています(*^^*)
でも…灯は笑顔でいても、実は誰にも心を開いていません。だから、ユファンにも当然心を開いていません。
そのあたりの話ものちのち出てきます。

視点コロコロを気に入ってもらえているのが嬉しいんです(*≧∀≦*)
挑戦に水をさしたなんて全然そんなことないですよ♪
そんなに好きでいてもらえるなんて、嬉し泣きしちゃいますよー(///ω///)♪
ありがとうございます(*≧∀≦*)
Commented by rin1119a at 2013-12-20 14:35
鍵コメt…様♪
こんにちは(*^^*)
そんな尊敬してもらうなんて恐れ多いです。
ハラハラすることや、目を覆いたくなるような展開もあるかもしれませんが、見守ってもらえたら嬉しいです(^^)
Commented by rin1119a at 2013-12-20 14:38
まゆさん♪
こんにちは(*^^*)
灯は、幸せになってほしいですよね(;_;)このユチョンでは…ですが(;_;)
ユチョンは自分の気持ちに気づけなくて、愛を信じられなくて、灯を傷つけまくります。

灯にはとても思い入れがあるので、のめり込んでくれていてすごく嬉しいです(^^)
ありがとうございます(*≧∀≦*)
by rin1119a | 2013-12-19 19:56 | 熱情 | Comments(6)