支店長と呼ばないで~運命の人 番外編~
2013年 12月 24日
「こんなにたくさん…すごく嬉しいけど、良いんですか?」
「良いんだよ。茉莉子ちゃんのために買ってきたんだから。」
「ありがたくいただきます。ユチョンさん、ありがとうございます。」
寺川の旦那から韓国コスメを大量にもらって、茉莉子はニコニコ嬉しそうにしている。
それはいいんだが…なんで『ユチョンさん』なんだ?
俺のことは…
「支店長、ユチョンさんにこんなにたくさんいただきました!」
「あ、あぁ…良かったな。」
いくら言っても、『支店長』のままなのに…
「さてと…邪魔者は帰るよ。美桜とあやめが待ってるから。茉莉子ちゃんも深田も、またいつでも家に遊びに来て。」
「はい。」
「あぁ。」
「あ!深田は、俺がいない時に一人で来るなよ!必ず茉莉子ちゃんと一緒に来るんだぞ!」
「わかってますよ(笑)相変わらずですね(笑)」
俺の言葉に旦那は不気味な笑みを浮かべる。なんだ?
「…深田…」
旦那は俺にだけ聞こえるようにこう言った。
「まだ『支店長』なんだ(笑)俺ですら『ユチョンさん』なのに(笑)」
くそっ!こいつ寺川の時はあたふたしてるくせに!
「支店長、どうかしました?」
「ん?何でもない。…じゃあ、パクさん、また時間のある時に飲み比べでもしましょう。俺が勝ちますけど(笑)」
「何を言ってるんだ!?俺の全戦全勝だろ!」
いつものやり取りをしながら、旦那を見送った。
*****
「わぁーこのパックすごい!肌つるつるー!」
風呂上がりに、茉莉子は旦那からもらったパックを使って、大喜びしている。
そんなの使わなくても、茉莉子の肌はつるつるだぞ。
はぁ…それにしても…結婚も決まったのに…まだ支店長…まだ支店長…
俺の名前…なんで慎二なんだ?
今まで生きてきて、こんなに自分の名前を恨んだことはない。
支店長も慎二も、『し』から始まる…はぁ…
「…支店長?今日なんだか元気ないですよ?大丈夫ですか?」
「…なあ、茉莉子…」
「はい。」
「『支店長』と敬語はやめてくれよ…」
「ごめんなさい…でも『支店長』の方が言いやすくて…」
しゅんとしている茉莉子をよく見ると、湯上がりのせいか何だか色っぽい。
でも、スッピンだから顔は赤ん坊みたいで…
『支店長』の方が言いやすいか…ふーん…
「茉莉子…茉莉子の支店の支店長は、こういうことする?」
「えっ?…きゃっ!支店長!?」
あどけない顔と小柄な体からは想像つかないほどの豊かな胸を、服の上から揉む。
「…するの?しないの?」
「しないです…」
「だよな。俺が男で、茉莉子の旦那だってこと教えてやるよ。」
「支店長…あぁ」
チュッ
『支店長』呼びをやめるまで、何度でも唇を塞いでやる。
つづく(?)
「良いんだよ。茉莉子ちゃんのために買ってきたんだから。」
「ありがたくいただきます。ユチョンさん、ありがとうございます。」
寺川の旦那から韓国コスメを大量にもらって、茉莉子はニコニコ嬉しそうにしている。
それはいいんだが…なんで『ユチョンさん』なんだ?
俺のことは…
「支店長、ユチョンさんにこんなにたくさんいただきました!」
「あ、あぁ…良かったな。」
いくら言っても、『支店長』のままなのに…
「さてと…邪魔者は帰るよ。美桜とあやめが待ってるから。茉莉子ちゃんも深田も、またいつでも家に遊びに来て。」
「はい。」
「あぁ。」
「あ!深田は、俺がいない時に一人で来るなよ!必ず茉莉子ちゃんと一緒に来るんだぞ!」
「わかってますよ(笑)相変わらずですね(笑)」
俺の言葉に旦那は不気味な笑みを浮かべる。なんだ?
「…深田…」
旦那は俺にだけ聞こえるようにこう言った。
「まだ『支店長』なんだ(笑)俺ですら『ユチョンさん』なのに(笑)」
くそっ!こいつ寺川の時はあたふたしてるくせに!
「支店長、どうかしました?」
「ん?何でもない。…じゃあ、パクさん、また時間のある時に飲み比べでもしましょう。俺が勝ちますけど(笑)」
「何を言ってるんだ!?俺の全戦全勝だろ!」
いつものやり取りをしながら、旦那を見送った。
*****
「わぁーこのパックすごい!肌つるつるー!」
風呂上がりに、茉莉子は旦那からもらったパックを使って、大喜びしている。
そんなの使わなくても、茉莉子の肌はつるつるだぞ。
はぁ…それにしても…結婚も決まったのに…まだ支店長…まだ支店長…
俺の名前…なんで慎二なんだ?
今まで生きてきて、こんなに自分の名前を恨んだことはない。
支店長も慎二も、『し』から始まる…はぁ…
「…支店長?今日なんだか元気ないですよ?大丈夫ですか?」
「…なあ、茉莉子…」
「はい。」
「『支店長』と敬語はやめてくれよ…」
「ごめんなさい…でも『支店長』の方が言いやすくて…」
しゅんとしている茉莉子をよく見ると、湯上がりのせいか何だか色っぽい。
でも、スッピンだから顔は赤ん坊みたいで…
『支店長』の方が言いやすいか…ふーん…
「茉莉子…茉莉子の支店の支店長は、こういうことする?」
「えっ?…きゃっ!支店長!?」
あどけない顔と小柄な体からは想像つかないほどの豊かな胸を、服の上から揉む。
「…するの?しないの?」
「しないです…」
「だよな。俺が男で、茉莉子の旦那だってこと教えてやるよ。」
「支店長…あぁ」
チュッ
『支店長』呼びをやめるまで、何度でも唇を塞いでやる。
つづく(?)
by rin1119a
| 2013-12-24 17:56
| 運命の人(番外編)